終わりから始まっている私達

終わりから始まっている私達

先日の参議院選挙は大方の予想通りの結果となりました。

私は予想以上になんでもやってくるなという印象でしたが、とにかく改憲に向けてなんでもしようという与野党、財界、マスメディアの熱意が伝わってきたのもあります。

自民大勝ということですが、100%公正に行われている訳もありませんし、また100%不正が行われているわけでもないでしょう。

短い時間でしたが当日に開票所に行ってきました。

職員は職員なりに真面目に票を数えています。事前に選挙管理委員会に連絡していたこともあってか、大きなバッグを持ち込んでいる者もおらず、黙々と数えている印象です。

特に収穫はありませんでしたが、最も印象的だったことは、一般人では誰一人開票所に来ていなかったことです。

入場の際に名前を書く必要があるのですが、私以外誰も来ていなかったのです。

日本人の政治意識を考えれば当然ですが、このことが最も重大な問題なのだと思いました。



戦後にこの意識を作られ、政治には無関心でカネばかり追いかけるエコノミックアニマルに堕してしまいました。

最悪なことに、この意識は新自由主義の自己責任論と非常に親和性が高いようで、未だに勝ち組負け組といった言葉を当たり前のように使っている人が大勢います。

自分が死んだ後のことなんてどうでもいい」とか「経済的自由を手に入れて遊んで暮らす」といった意識で発せられる言葉が「自分の人生を精一杯生きる」とあたかも素晴らしいことであるかのように表現されます。


利息だけで生活する、不労所得だけで生きていく、こういったことを言う人間はたくさんいますが、これを実現したとして労働意欲は確実になくなります。

労働をしたくないから不労所得を作るというのですが、それは結局自分以外の、誰かを、何かを働かせて所得を得るということですから、多くの場合誰かを犠牲にして自分だけを楽をするということになりがちです。

もちろん例外もいますがそれはごくわずかです。



何が言いたいのかというと、自分の人生のことのみを考えて時間を過ごすのが当然となれば、金持ちのための社会となり、強者のための社会運営がされるのも当然ということになるのです。

それも個人の人生と言えば否定できるものではありませんが、それでもこの世界は等価交換ですから、金持ちが金持ちのための社会運営を行えば、そのしわ寄せは弱者、それも弱者の大人の子ども達へしわ寄せがいくのです。

そんな連中が「子どもに夢を与える」などと言ったりします。笑えてきます。


私が生まれたときには既に日米合同委員会は存在していたし、米軍基地も存在していたわけですから、言ってみれば生まれたときから日本は終わっていました。

江戸で日本は終わったという人もいますし、私も大方そう思っています。

明治から戦争に狂った国家となり、最後には敗戦し、誇りも尊厳も奪われようとしています。

昔から誇りや尊厳のために命を賭けられる人間は少数派だったとは思いますが、今では軍人ですら平気で尊厳を投げ出す時代です。



一般人は仕事とカネの獲得のみに精を出し、成功=金持ちとインプットされています。

戦争責任は国を売れなかった人間に押し付け、原発事故の責任は誰も取らず、人体に不健康な物を開発、認可し、不健康な人間をさらに対症療法によってさらに不健康にし、エリートが使い込んだカネを一般大衆に増税という形でケツをふかせ、任意と言いながら子どもにまで注射やマスクをさせる空気を作るこの日本が終わっていないわけがありません。

強者が弱者を喰らう自己責任社会としながら、国民負担率は50%を超えました。自己責任社会を標榜しながら、エリートが使い込んだカネの穴埋めを増税で補填しているのです。

令和3年度の国民負担率を公表します



そんなエリートの代表格が先週に死んだフリというもうほぼコントな現実社会です。

犯人はどうして要人の背後に回れたのか?

なぜ、安倍晋三が二発目を撃たれる直前に右襟が動いているのか?

なぜ血糊らしきものを忍ばせていたのか?

https://twitter.com/EkffIci/status/1546537475153498112?s=20&t=uKWSE_MuW5yAH6X3kOxmJg

なぜ、霊柩車がリンカーンからベンツに変わっているのか?


その上、ドクターヘリ飛行記録がないという話もあります。

現場検証は当日でなく2日以上経ってからというお粗末ぶりです。

殺人事件でこんな不可解なことがいくつも現れるのでしょうか。

推して知るべしです。

真相は私達にはわかりません。どう考えてもおかしいということ、それを伝え、この社会のおかしさを伝えることくらいしかできません。

参院選が終わり、早速参政党は改憲する方向で動いていくようです。

この変わり身の早さは自民党仕込でしょうね。

見直す」という言葉で煙に巻くということですが、これが日本の大和魂ならそんなもんなくていいです。

ところでこれ誰ですか?



現実がコントのようになって久しいですが、こんな社会でも私達は生きていかなければなりません。


言うまでもなくこの世界は終わっています。

腐りきっています。

もうどうしようもないくらいに終わっています。

なので、気落ちすることなくこの絶望社会を笑ってやりながら、日々を過ごしていきましょう。

あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる。

ージークムント・フロイト



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