今日は、「お金って何?」についてお話します。
日々、何気なく使ったり貰ったり、増えたり減ったりしている
「お金」ですが、そもそもお金とは何なのかということを考えることってあまりないかと思います。
そこで、簡単にお金とは何なのかということについてお話します。
結論から言いますと、お金とは
「債権債務の記録」
ということになります。
ちょっと意味がわからないかもしれませんのでもう少し噛み砕いて言うと、
「日本銀行を債務者、日本銀行券を持っている人間を債権者とする借用証書」
となります。
是非確認していただきたいのですが、
日銀のバランスシートには発行しているお金はバランスシートの負債の部に計上されています。
http://www.boj.or.jp/about/account/index.htm/
マネタリーベースなどと言ったりします。
マネタリーベースとは、「日本銀行が供給する通貨」のことです。具体的には、市中に出回っているお金である流通現金(「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」)と「日銀当座預金」の合計値です。
昔は、「金本位制」と言って、金を担保に通貨を発行していました。
現在は、「生産資産」を担保としています。
債権債務の例で、普段はあまり気にならないことを挙げます。
例えば、1万円の携帯電話を買おうとした時、
自分はその携帯電話を売っているお店に対して、
「一万円を支払う」という債務を負い、
お店側に対して携帯電話の引き渡しを請求する債権を得ます。
逆に、お店側は、一万円を請求する債権を持つのと同時に、
その携帯電話を引き渡す債務を負います。
何かを購入するという行為は、この「交換」によって成り立つのです。
基本的にお金というモノにはお金である条件があります。
通貨単位(円、ポンド、ドルなど)
曖昧性のない債権債務の情報(10000円の10000という明確な数)
流動性、譲渡性
この条件を満たせば、どんなものでもお金になります。
例えば、各企業が発行するポイント、マイレージやTポイントが全国どこでも使えればこれは立派なお金になります。
元々お金は金の預り証として流通したものだそうです。
以下のリンクの動画はお金の起源について解説してくれています。
刺激的なタイトルですが、この動画はわかりやすいです。
これは私の考えですが、お金には性格があります。
「群れる」
「軽い重いがある」
群れるとは、昔から言われているようにお金はお金持ちに入ってくるということです。
例えば同じビジネス案件でも、
経営者から入ってくるのと大学生から入ってくるのとでは、まるで印象が違います。
また、お金に善悪の区別もありません。
悪いことをしてお金を稼いでもお金は群れてきます。
これはもうそういうものと捉えるしかありません。
まあ悪いことで稼いでも、お金以外の本質的なものを失いますからしないほうがいいです。
お金は本質的なもの以外ならなんでも買えます。
次に重い軽いの話です。
お金のフットワークが軽い人は、出ていきやすく入ってきやすいが、
お金のフットワークが重い人は、出ていきにくく入ってきにくい」
ということです。
いかがでしょうか。
今の自分に適した使い方をすることが大切かと思います。
参考になれば幸いです。
ありがとうございました。