洗脳が行われる意味〜具体的手法〜


前回は方向付け(洗脳)の意味と何故方向付けをするのかということを説明しました。

洗脳が行われる意味〜国家や企業が教育をする理由〜

前回の記事では書きませんでしたが、方向付けの意味は基本的にどのようなコミュニティでも同じです。

国家はもちろん、宗教、企業、友人とのコミュニティでも同じことが言えます。

だからこそ、自分の頭で考えてモノを喋る人間は疎まれ、孤立し、今いるコミュニティに馴染めなくなるのです。




退職理由の多くが人間関係が原因というのもうなずけます。

自分の意見を言うことがリスクになるという言わば「空気」を、無意識でも意図的でも洗脳する側が作り、それに反する人間は排除されていくのです。

あなたも経験があると思います。




思ったこと、考えたことを率直に言ったらポカンとされたり何言ってんだこいつみたいな雰囲気になってしまったことなどが。

私自身、小学校の時から教育に対して強い違和感を持っていたことを今になって納得が言っています。

当時から読書はしていたので授業内容で教師と言い合いになったことは何度もありました。

これは教育者からするとたいへん鬱陶しい生徒ということになります。





自分の教えていることを否定する生徒がいるということは屈辱だったことでしょう。

その教師もまた”戦後の”社会的条件付けをされていた教師なので当然といえば当然です。



では、本題に入りたいと思います。

今回は方向付けの方法、手段について出来る限り具体的に書いてみたいと思います。

悪用しないようにと断っておきますが、このブログを観る方に悪用する人間などいないと思いますので実はあまり心配していません。

悪用することは一種の勇気が必要になります。



それを悪魔に魂を売るとか表現する人もいますが、無意識で行うのと意識的に行うのとでは効果も精神的負担も全く違いますので試すのであれば相手は極悪人がいいでしょう。


方向付けの前提

まずどんな方向付け(洗脳)も基本的に以下の条件が前提になります。

相手に選択させること

詭弁による誘導

善悪二元論

段階を踏む

相手に選択させることとは一体どういうことでしょうか?




簡単に言えば、Aという結論に達するように質問を繰り返し行なって誘導して「選択させる」ということです。

人間には自分が選択したことを正しいと思い込む傾向があります。


試しに次の質問に答えてみてください



以下の3つの中からあなたの好きなものをひとつ選んでください。

1 りんご、酒、ジュース

次に最初に選んだものに関連するものを以下の3つから選んでください。

2 赤、ソ連、泥棒

次も同じように関連するものを選んでください。

3 優しい、暴力、怖い

もう一度同じように関連するものを選んでください。

4 共産党、アンパンマン、トラック

最後にあなたが選んだのは共産党です。





実に単純なやり方なので文字に起こせばほとんどの人は騙されないと思います。

文字に起こすとバレバレですから。

しかし胡散臭いセールスレターなどにはガンガン使われていますし、実際の会話の中だと気付くことが難しく、気付いたとしても悪いなあとかいう感情もあり突っ込みを入れる人は少ないはずです。

その上、この例で共産党を選ばなかったとしてもその場で質問を繰り返すことで、結論に持っていくことができます。

以下の動画がわかりやすいと思います。


このように前提を設けることによって、一定の枠に思考や思想を閉じ込めることが出来るのです。

あなたは不思議に思ったことはありませんか?

何故未だに入学試験や資格試験がマークシートなのかということを。




一般的には文字や文章では機械が読み取れないとか、コンピュータが文章の意味を認識できないと言われていますが、仮に機械では読み取れないなら、選挙の際の投票は何故マークシート式ではないのでしょうか?

私にはとても疑問な部分です。

次に詭弁による誘導ですが、構成した詭弁を使いそれを相手に選択させることで洗脳します。




例えばこのようなことです。

違法薬物であるLSDを進められ必死に断っている相手に、

あなたにとって違法薬物は”悪い”ことかもしれない。しかしその悪いことという認識はどこからきたのですか?

確かに法律では禁止されているし、常習者は社会からも弾き出される。でも、スティーブ・ジョブズがLSDの経験があることを知っていますか?彼はその体験は自分の一生とモノづくりに多大な影響を与えたと言っている。

あなたはこの前、少しお酒を飲んでいたにも関わらず車を運転していましたよね?誰かの人生を犠牲にするかも知れない犯罪と、あなた個人の一回きりの人生で、ひとつの経験をすることはどちらが”犯罪”として罪が深いでしょうか?

所詮法律とはその国の支配者にとって都合の良いルールを一般庶民にはそれが正しいという情報操作を施し、個人の自由を制限しているに過ぎないモノです。

違法薬物を批判するのであれば「経験」をした上で批判するべきで、違法薬物をなくそうと思うなら、今いる常習者に響く言葉は、使用したこともなくただ違法薬物だからダメだと言う人の言葉よりも、使用の経験のある人の言葉ではないでしょうか?

とまあここまでペラペラ喋れる人はそう多くはありませんし、会っていきなりこんなことを言われても頭のおかしい人ぐらいには思われません。




しかし、これを言う人があなたの信用している人だったらどうでしょう?

ここで段階という前提が必要なことに気付くはずです。

悪徳宗教団体やマルチ商法セミナーなんかはしきりに、何度もセミナーに誘ってきます。



また「会わせたい人がいる」などと言い、どこぞの高級ホテルや高級飲食店でその「凄い人ということになっている人」に会わせるわけです。

この時点で4,5回はセミナーに参加していて、心理学で言う単純接触効果の影響で多少なりとも慣れが生まれそれが信用にすり替わっていきます。

また、人間は初対面の人と会った時には誰と会ったかよりも、どこで会ったのかということを印象づけられます。




とんでもなく有名な人は別ですが、高級飲食店で会った人と場末の居酒屋で会った人とでは印象は全く違うはずです。

だからこそ、詐欺師や悪徳宗教団体などの連中は場所にこだわるのです。

そして、都合の良い善悪二元論を押し付けます。




しかし、押し付けられているという印象を与えないことが重要です。

つまり押し付けられていると思われないために段階を踏んだ下準備が必要なのです。

段階についてざっくり言えば以下の様な過程です。

信用させ、破壊し、刷り込む。

どのような組織でも信用させる段階でかなり時間を使います。




短期間で信用させるにはこれまたテクニックがあるのですが、それはまた別の機会に説明します。

破壊と言うのはいわゆる「ショック」を与えることです。

かつてCIAがMKウルトラ計画で行った電気ショックで記憶を書き換えるという実験に近いかもしれません。

ショックを与えることで混乱させ、自己否定を強めさせた後にアメを与える。つまり相手を肯定するのです。


すると施されている者は、「自分の居場所はここしかない

と感じるようになり救われたと勘違いするようになってしまうのです。

このようにして、従順な人間が出来上がるのです。







ショックと言えばナオミ・クラインのショック・ドクトリンという本がベストセラーになりましたが読んでない方は是非図書館で読んで下さい。

分厚いし上巻下巻に分かれているので高くついてしまいます。表紙はこんな感じです。

ショック・ドクトリン(上) 惨事便乗型資本主義の正体を暴く


政治においても戦争や自然災害などのショックを利用して改革を行うことは何度もされてきました。

またこの本は、いかに人間が洗脳されやすいかが理解できる本でもあります。

311でもショック・ドクトリンは行われていました。


前提を踏まえた具体的な方向付けの手段

洗脳を施そうとする連中が必ずやることはまず、とにかく連絡を密にし、出来る限り何度も会うことです。

電話やメール、直接接触し信用させることです。

その中で、方向付けをする側のコミュニティに徐々に慣れさせることで、相手の抵抗を緩和していきます。




ある程度信用してくれるようになったら、次はそのコミュニティ内で孤立させます。

ある映画を観てたとしたらみんなが泣いているのに、自分は泣いていないとか、みんなが笑っているのに自分は笑っていないとか、施される側が孤立させる環境をコミュニティで作り上げるのです。

この時、仕掛けられてる側は周りを終始伺い、「自分がおかしい」と考えるようになってしまうのです。

これは、いわゆる劇場型詐欺にも近い方法が取られています。正に絡め取るというやり方です。

実際5対1とか10対1で闘える人間はそうはいないでしょうし、ほぼ確実に負けます。





相手を孤立させ不安にさせたら、またその役割を持った人間がアメというか手を差し伸べる演出を行うのです。

その後は極限の恐怖と解放つまり、アメとムチを巧みに使い分け、相手の精神を固定させていきます。

ムチには暴力や罵倒、人格否定などあらゆることが行われます。

こうすることで相手は「従うことが善」と学習していきます。




オウム真理教はもっと短期的に効果の出るやり方を行っていたようです。

それは、狭い部屋に監禁してLSDを混ぜた水を飲ませ大音量で教祖の説法を延々と聞かせていたそうです。

これは非常に短期間で効果が出るだろうしそもそも人道に反することです。

このように方向付け、洗脳、マインドコントロールを行う者は仕掛けてくるのです。




非常に恐ろしいことですが、これをナチュラルに行う人間がたまに現れるのです。

それは教育課程や環境で倫理や道徳よりも先に「人間とはこういう生き物である」と学習していってしまった人です。

近づいてくる人間全てを疑う必要はありませんが、こういう人間もいるということを頭の片隅に置いておくことで、自分や自分の周りを守ることができるのです。

プロパガンダ手法や既成事実化のやり方などを組み合わせることで相乗効果も期待できるので合わせてご覧になっていただければと思います。

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