「考えること」何気なく使う言葉ではありますが、考えるとは一体どのような行為を言うのでしょうか?
また、考えるために必要なこととは何なのでしょうか?
膨大な情報が垂れ流される現在の情報化社会において、様々な情報を収集し吟味し、考えることは、頭の体操にもなりますし、また考え過ぎるということはあり得ないことになります。
前提が変われば結論は変わるということは言うまでもありませんが、その前提が日々変化するという時代が現在の情報化社会です。
何年も主張が変わらず常に同じ結論にはなり得ません。
というわけでこの記事では、考えることを考えるをテーマに”考えて”みたいと思います。
考える時に必要なこと
結論から言えば以下のことが最低限必要になります。
言葉を覚える
関連を考える
議論する
再考を繰り返す
この四つですが、これらの前提として、基礎学力が必要なります。
要は、義務教育で学ぶ「国語や算数」です。
これは非常に重要なもので愚民化政策されているとは言え、日本人のこれらの学力はそれなりに高いとされています。
これらの基礎学力に加え、思考をするために必要なことが「暗記、記憶」ということになります。
「言葉を覚える」についてですが、言葉を知らなければ考えることもできません。
言葉は概念を表現するものでその言葉を知らない限り考えることは不可能です。
「言葉を無くすこと」は愚民化政策の要旨であり、これまで様々な言葉が抹殺されました。
ポリティカルコレクトネスや焚書、放送禁止用語など様々あり、やむを得ない場合も当然あるかと思いますが、単なる言葉の言い換えが現実を覆い隠す場合も多々あります。
自由貿易協定を例に挙げて言えば、「他国との自由な貿易の取り決め」ですが、内容に、「ISD条項」「為替操作禁止条項」「NVC条項」といったものが含まれること、そもそもその言葉を知らない限り、それらの危険性は思考できません。
これらを思考の前提に組み込まなければ、自由貿易協定は「経済効率を図るために必要な政策」ということになります。
言葉を覚えたら必ず調べる、最低でも検索ぐらいはしなくてはいけません。
次に「関連を考える」についてですが、覚えた言葉の内容を確認してそれが自身に、また、社会や地域、国、などにどのような影響を与えるかを考えることです。
経済的に、生活的に、先の未来に、など考えることは多くあります。
例えば、経済の話で言えば「名目GDP」という言葉と「実質賃金」、「グローバリゼーション」、「外資規制なし」、「株主資本主義」という言葉の関連を考えた場合、例えば以下のように考えることができます。
「企業が株主利益の最大化(株主資本主義)のために生産効率を上げるにはは”外資規制のない”国に生産拠点を置き、低コストで生産をする必要がある。海外で生産したものを逆輸入することができれば国内の賃金を上げずに利益最大化を図れる。」
といった結論が出たりもします。
となれば、名目GDPが国の豊かさを測る指標にはならないということが理解できるかと思います。
現実には移民(外国人労働者)が日本に入ってきているわけですからこれすら現実を説明しきれていません。
しかし、ここに「入管法改正」や「外国人労働者受け入れ」、「ヨーロッパの移民問題」など様々な言葉を組み込めばまた違う結論になります。
このように、関連を考えることが必要になります。
そして「議論する」ことが重要になります。
他人の考え方や価値観、それまで知らなかった情報を知り、思考を深める材料にします。
論破するために議論をするという救いようのない連中が時々いますが、決してこのような手合いとは議論するべきではありませんし、論破を目的にする議論はそもそも議論ではありません。
「再考を繰り返す」ですが、これもまた重要で思考を深めるためには「考え続ける」ことが必要になります。
時代の移り変わりが恐ろしく速い情報化社会では再考を繰り返さなければたちまち古い話になってしまうのです。
まとめ
やるべきことは単純ですがこの単純なことをやらない人が大多数です。
実は、このやり方はあるイスラエル料理店に行った時に連れの友人のユダヤ人から教えてもらったことです。
ユダヤ人の一部の人は幼少の頃からこのような教育を受けているということでした。
優秀なユダヤ人らしいと思いましたがこれほど世界を席巻しているユダヤ人ならさもありなんだと感じたところです。
ユダヤ教にしてもタルムードにしても使える考え方は多くありますから使えるところだけ使えればと思います。
間違っても、他民族を家畜扱いするようなことはしてはいけませんね。
以上、タルムードを伝えるゴイムの記事でした。