私はこれと言った趣味がありません。
読書や映画鑑賞は仕事の感覚になってしまいまして、趣味という感覚ではないんです。
スポーツは小中学校時代に野球を8年ほどやっていましたが今はしていません。
高校時代にスケートボードをはじめましたが、これも今はしていません。
今の私に趣味と言えるものを考えた時に出てきたのが、
「酒」
「料理」
かなと思いました。
現在、妻が妊娠中ということもありまして、私が料理を作っています。
別に妻が料理をできないというわけではなく、私がしたいから私が料理をするという感じです。
ご存知の通り、東京に住んでいると「食べ物」を探すのに苦労します。
遺伝子組み換え作物が多く、添加物まみれのモノが多い我が国では、「食べて良い物」は案外少なく、妊娠中の妻に遠くまで行って買ってきてもらうのもなんとなく気が進まないので自分で買うようにしています。
料理をしている時は、なにか考え事が捗ってとても集中できるのです。
専門的な料理の経験があるわけではありませんし、クックパッドを観ながら作って慣れたらアレンジを加えてぐらいのことしかしてませんが、料理をすると楽しくて頭がスッキリするんですね。
料理のプロの方からしてみれば失礼な話かもしれませんが、それを私は趣味としています。
もうひとつの趣味が「お酒」です。
料理を終えた後、晩酌をします。
ほぼ毎日しています。
大して量は飲まないし飲めないのですが、お酒を飲みながら肴をつまんでいると更に考え事が捗るということや、単純に「楽しい」のです。
日頃から、私のこのブログは堅い話題が多く、華がないと思っていましたし、「遊び」もないことはこのブログタイトルである知識と実践と真実と~知行合一~に則していないと思ったのです。
というわけで、今後当ブログはお酒や料理をちょこちょこ記事に入れていきたいと思います。
呑んだお酒
昨日飲んだお酒は日本酒でした。
近くの酒屋さんに売っていたお酒です。
「五橋 純米ひやおろし」という日本酒です。
普段は新潟を本籍に持つ者として、〆張鶴の花や鶴齢という新潟に酒蔵のあるお酒を飲んでいます。
お肴は、自分で作ってみた生姜の梅酢漬けと魚屋さんで買ってきたお造りです。
酒器の位置はごめんなさいですが、こんな感じで適当に晩酌しています。
酒器は備前焼です。
備前焼は釉薬を使わずに高温で焼き上げる岡山県備前市伊部を産地とする陶器です。
この五橋ひやおろしというお酒は、すっきりとした甘口で私にはお米の香りもするような気がするほど爽やかな味わいでした。
お造りとも生姜とも非常によく合いました。
私だけかもしれませんが日本酒のおつまみとして最高にマッチする肴は、白飯かなと思っています。
あまりに美味しいので食べ過ぎてしまうからあまりしないようにしていますが、どちらもお米ですから合わないことはないのでしょう。
晩酌で改めて考えたTPP
この日本酒というのはお米からできていること、この備前焼で使われる土で上質の土は水田の底の深いところから取れるそうです。
この水田で生まれる稲はいずれ遺伝子組み換えの稲になり、土壌は汚染されていき、食の安全や安心は喪失し、米に関わる日本の芸術文化も廃れていくのだろうといった悲観的なシナリオを描いていました。
お造りにしても、漁業権と卸売市場法の改変によって企業の投資対象となり利益最優先の運営から消費者の食の安全は二の次にされていくのであろうと。
豊洲市場は元々、化学プラントが存在した場所です。
化学プラントという表現が適切でないという意見もあるかもしれませんが、いずれにせよその存在が土壌を汚染したことは間違いありません。
【IWJ】豊洲市場問題の『戦犯』 石原元都知事の問題会見!!
そういった場所が築地に変わる卸売市場になること自体も驚愕ですが、改正卸売市場法もカジノ法案の裏でコッソリ成立していました。
卸売市場法及び食品流通構造改善促進法 の一部を改正する法律案の概要
要は公設卸売市場の民営化です。
いずれ、大企業が運営する農業生産法人が卸売市場そのものを開設して、自社関連の商品をさばくようになれば、小規模事業者は彼ら大企業のルールでしかその卸売市場に商品を卸せなくなるようになり、大企業の「市場独占」が完成するでしょう。
大企業が運営するわけですから、儲からなければ撤退するでしょうから一般大衆の「食の安全と安定供給」は財界に握られるということになるのです。
TPPで農地、農産物にしても生鮮食品にしてもその他のサービス分野にしても「財界が儲かるための」ルール、法改正が行われます。
実際、TPPは「国対国」の話ではなく、「国境を越えた一般大衆VS財界」の話なのですが、一般には全くそれが伝わっておらず、またアメリカが抜けたから大丈夫と言う言論人もいますから厄介なことです。
グローバリゼーションとは企業が国を選べるようになることであり、お金が支配する世の中においては、大企業と銀行、国際金融資本がグローバル社会の頂点に立つ構造になることは必然なのです。
彼らが各国家に対して影響力を発揮すれば、各国の政府は財界に政治献金や利権などで飼われているわけですから財界の要望を受け入れるに決っているのです。
TPPが発効され、RCEP、EPA、TTIP、そしてFTAAPという「グローバル統一市場」が完成すれば、その市場ではルールが統一されることになります。
それは正しく、「日本国の消滅」を意味し、その時点で日本は単なる「市場の一部」となるわけです。
なんてことを晩酌しながら考えていました。
そんなことになっても、日本政府はという名前の機関は存在し続けるので、大衆に亡国の実感は湧かないかもしれません。
美味い水、美味い米、美味い魚、美味い酒、美味い野菜は企業論理で添加物にまみれ、遺伝子組み換え作物に変わっていきます。
法律や条例の不備を見つけ、TPPのISD条項で大儲けする大企業も出てくることでしょう。
そういった新しいビジネスが弁護士の仕事として加速します。
結局酒を飲んでも堅い話にしかなりませんでした。
先日、日産のカルロス・ゴーン会長が逮捕されましたが、彼が逮捕されることの意味を考えた時、世界の構造が変わってきていると感じました。
日産、三菱、ルノーの関係と麻生太郎の娘婿がロスチャイルド家であることを考えれば、彼らに敵対する勢力が東京地検特捜部を動かしたことが明白です。
断っておきますが、東京地検特捜部という組織は元々GHQの為の組織です。
「隠匿退蔵物資事件捜査部」が前身の組織ですから、元々日本主導でできた組織ではありません。
だからこそ、東京地検特捜部が動くときというのは政治家の疑獄事件や財界の大物といった対象になるのです。
森友、加計の問題は単に東京地検特捜部が「どうでもいい」と判断しているから関わった人間が逮捕されないのです。彼らからしてみれば、森友、加計問題は小さい問題で、国会議員の小遣い稼ぎぐらいにしか思っていません。
しかし、アメリカ側の一勢力に大きな影響を与える可能性があった、あるいは与えた人物に対しては東京地検特捜部は動かなければなりません。というかそれが仕事です。
つまり、東京地検特捜部というのは「アメリカの一勢力の私兵」という顔があるということです。
今回は軽めの話ですがご容赦下さい。