日本人は危機を想定しなくなった

昨日、朝6時頃、福島県沖で地震が発生しました。

私はその時は、コンビニにいたのですが、「あれ?めまいかな?」と思うようなユラユラとした揺れでした。

店員さんが地震です!と教えてくれたのでそこで地震とわかったのです。

しかし、この日本列島は実に地震が多い国ですね。

生まれてこの方東京育ちなものですから、地震それ自体には慣れていますが、私は地震がきた時の周りの人達や、地震が止まったその後の人たちの行動を見て、そこに恐怖を感じました。

日本人は災害に慣れているが自分が被害に遭うとは思っていない

我が国は災害大国です。

これは日本に住んでいれば誰もがそう感じることです。

国土の7割が山で、噴火や大雨、大雨による水害、地震、土砂崩れなど世界の自然災害の多くは日本で起きているようなイメージですが、実際国土技術研究センターによれば、全世界で起こったマグニチュード6以上の地震の20.5%が日本で起こり、全世界の活火山の7.0%が日本にあります。

また、全世界で災害で死亡する人の0.3%が日本、全世界の災害で受けた被害金額の11.9%が日本の被害金額となっています。

このように、日本は世界でも災害の割合が高い国です。

ですが、こういった事実を知らなくても、東日本大震災や阪神淡路大震災、中越地震、最近では熊本地震などが発生しても、「自分は被害に遭わない」とか「自分だけは大丈夫」と言ったような根拠のない自信を感じ取れるのです。

災害に対しての準備や非常事態を想定しなくなった

このような根拠のない自信を持つと人は、実際に自分が被害に遭遇した時にどういう行動を取るのでしょうか?

自分が被害に遭うと思っていないから、最低限の準備しかしなくなります。

まず水や食料などの生活必需品の用意程度です。

それはそれで大事なことですが、自分が被害に遭うと思えば、自分が済む地域の防災に関することも考えてもいいはずです。

ですが、非常事態になった場合の避難場所を確認する程度で終わってしまうんです。

よくよく考えてみていただきたいのですが、必ず自然災害が起こり自分が被害に遭うと考えれば、実際に発生しても「何の被害も受けなかった」となることが理想のはずです。

それが「保険」とか「保障」というモノです。

自然災害に対する対策、つまり防災は国民の安全保障ということになるのです。

例えば、津波に対する対策で言えば「堤防」が代表的です。

実際に被害に遭った地域に物資を運ぶとなれば「道路」も必要最低限では有事の際に対応できません。もちろん高速道路も含みます。

普段は鹿しか歩かない道路が、迂回路となって物資を被災地に運ぶことができたということが東日本大震災ではありました。

自衛隊に頼れば良いとか、ヘリコプターで輸送すればいいと言う人も多いですが、運べる量がケタ違いです。

そもそも自衛隊の存在を憲法違反に位置づけ、更にポジティブリスト方式で隊員の命を軽く見ている日本人が、そんな時だけ自衛隊に頼ることはおこがましく、図々しいと感じます。

建物の地震対策もそうでしょう。

東京の地震対策の需要は当然ながら兆円単位の資金が必要になります。

東京都の貯蓄は是非東京都のバランスシートをご覧になってください。

きっと面白いことがわかります。

これまで述べたように、危機管理の意識が低く危機を想定しないことが問題なのです。

金があれば大丈夫と考えている

更に、問題なのが我が国が戦後、高度成長を経験した結果、拝金主義まではいかないものの、お金があればなんとかなると思っている人が多いということです。

確かに、物余りの時代を20年も過ごせば金があればなんとかなると考えるようになるでしょうが、物とお金はバランスしていることを知らないのか知ってて忘れているだけなのか、そういった危機の中でもお金で解決できると考えられているような気がします。

我が国のインフラは既に発展途上国です。

公共事業叩きのため、建設業者はバブル期から10万社以上倒産しました。

こうもなれば技術は確実になくなっていきます。

金というのは単なる交換価値であって、モノがなければ価値は逓減していくのです。

更に技術がなくなればお金の価値は上がりづらくもなります。

現実にはそんなことは起こらないと思うかもしれませんが、

東日本大震災から何年経てば、復興するのでしょうか?

復興出来ていないのです。

こういった現実はひとりひとりが認識して助け合っていかないと、自然災害大国の我が国はいずれ発展途上国になってしまいます。

そんなことにならないようにするには、経営者が立ち上がるしかありません。

一般の従業員には出来るはずもないのです。

リスクを背負って、経営者という道を選んだ人間が我が国を良くしていくと私は考えています。

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