あらゆる側面から着々と進められている監視社会化と自由貿易協定。
大枠で考えるこのふたつの要素はワンワールド主義、グローバリズムを基礎とし、ひとつの世界を達成させて、平和を実現させようという運動です。
ワンワールド思想における運動体としてはCFR(外交問題評議会)や世界連邦運動協会が有名です。
その他にも様々な団体があるようですが、全てに共通するのが「世界をひとつにして平和な世界を作る」ということです。
ビジョンは素晴らしいわけです。
私もそうあってほしいと心から願います。
しかし、これは夢物語であり、綺麗な言葉で繕われた欺瞞という側面があります。
世界をひとつにして平和な世界が作り出されるということは、「この世界まるごと監獄になるか、牧場になるか、人類がひとり残らず消え失せること」になるかしかありません。
なぜこのような世界になると考えるのか。
このようなネガティブな考え方はすべきでないと言われたらそれまででしょうが、私はそのような世界になるぐらいなら、これまで通り国ごとに文化や言語、慣習などをそのままに主権国家として存在してくれている方がまだマシか、人は死なないと思っています。
どちらにせよ一定の被害が想定されるなら被害が少ない方を選ぶのは当然の選択です。
デジタルレーニン主義とグローバリズム
「世界平和」、「世界をひとつに」という思想をもつ彼らの本音は、「誰が支配するか」に他なりません。
世界連邦運動が一見まともそうに見えるかもしれませんが、全く同じ、同根なので世界政府が作り出されれば、その世界政府を運営し、世界市民を「平和的に管理する」だけです。
この「平和的に管理する」ということはどういうことでしょうか。
私の想う平和とは、理想論ですが、世界中の誰もが笑顔で互いを助け合い、慈しみ合い、自然を大切にし、あらゆる自然と共生することです。
しかし、資本主義システムでこんなことはできません。
むしろ逆方向にしか向かわないことは見てのとおりです。
これが私の想う平和ですが、これを社会的に平和と定義できるでしょうか?
私はできないと思います。
一般庶民の私が思う平和と権力者の思う平和は全く違います。
権力者の思う平和は、「自分とその周りが豊かに安全に暮らすこと」です。
なぜなら彼ら権力者は、大衆は権力者、支配者の所有物と考えていますし、同じ人間だと思っていないからです。
世界政府は権力者の持ち物ということになりますから、当然この発想で世界運営がなされていくことになります。
そのような権力エリート達が求める平和を実現させるには、世界政府が存在したほうが都合が良いということになりますし、中国のように極めて強大な大衆監視社会を作ることが先ほど説明した「権力者の平和」に合致するのです。
デジタルレーニン主義が世界中で推進されるということの意味は、「世界中の権力者同士が繋がっていること」を意味します。
これは裏を返せば、真の意味での国家同士の紛争は事実上存在しないということになります。
そうだとしたら、中国が攻めてくるといった言説や北朝鮮が攻めてくるといった言説は、大衆に対する目眩まし、誘導ということになります。
世界中の権力者同士が繋がっているということは、一見揉めているように見えても、裏ではよろしくやっていて、内情はズブズブということです。
こうなれば、当然自らの平和のために協力しようという「密約」的なものが存在しても全く不思議ではありません。
自らの平和、私達の平和のために世界をひとつにしよう、市場もひとつにして大衆を完全に管理しよう、そうすれば私達の平和は完全に固定化され、盤石になるのだから協力しようなどと思っているのでしょう。
仮に彼らがこのように思ってなかったとしたら、なんのためにTPPやEPA、FTAなどを締結され、新WTO構想が存在し、5G、電子マネー、顔認証システム、IOT、ワクチンを含むデジタルレーニン主義、SDGsをこれほどまでに推進しようとするのでしょうか。
グローバリズムの問題は過去の記事でしつこいほど書いていますので是非ご参照ください。
監視社会の強化についての過去記事
ワクチンと5Gの目的は監視
上記の記事でも書きましたが、ワクチンの目的は大衆の完全監視社会に向けて、各人に割り振る個体識別番号の設定です。
これにプラスしてIOTを5Gで機能させることで、行動パターンやあらゆるプライバシーを丸裸にできます。
5Gの大きな目的はビジネスチャンスとしてもそうでしょうが、監視強化でしょう。
健康被害のことも取り沙汰されてはいますが、一定の健康被害はあるのでしょうが、医者が認めない限りそれは「気のせい」で済まされてしまいます。
5Gの健康被害があるとまでは言えないが、ないとも言い難いというのが現状での私の認識です。
ロイズ社が健康被害の集団訴訟を鑑みて契約しなかったということを考えるとこのように言わざるを得ません。
電磁波過敏症や化学物質過敏症を思い込み、心の病気とする学者もいますが、これは流石に言い過ぎではないかと思いますし、利権も存在するので、そのような論文は学者の人間関係や大学の資金の流れ、寄付者などを洗い出さなければ根拠足りえません。
重要なことはコロナ騒動を契機としたワクチン接種の義務化の流れが大衆監視目的であり、その認識を広めることです。
コロナが未知のウイルスということにビビる大衆は、健康被害が未知のワクチンはなぜか信じるようなので、家畜まっしぐらだとつくづく思います。
ワンワールド思想に大衆の幸福は存在しない
どのような世界を想像するかは読者の自由ですが、少なくとも一般庶民の幸福など権力者は考えていません。
当たり前です。
彼らはエリートの家に生まれ、エリートなりに勉強し、その立場にいることを宿命であり、自身の努力の結果だと思っています。
そんな彼らの幸せの定義が、私と同じなはずがありません。
考えるまでもありません。
権力者にナショナリズムは存在せず、グローバリズム、ワンワールド思想を世界中の権力者と共有しています。
グローバリストとは、新自由主義であり、共産主義者です。
共産主義は一部のエリートにとっては最高のイデオロギーです。
米国は共産主義と対決する姿勢を取りながら、裏では共産主義イデオロギーを持つ若者を支援していたわけですから、マッチポンプ、両建て戦略の類です。
自分の行動を他人に委ねて選択していれば必ず不幸が訪れます。
マスメディアの情報に踊らされる人間ばかりですから大多数は不幸になります。
自分の幸せぐらいは自分で決めてほしいものです。
私の忠告を聞かなかったクライアントが、後に手に負えなくなってから駆け込んで来るということがあるのですが、その時私は「手遅れです」としか言えません。