日本が先進国だった時は”江戸時代”でした〜衰退途上国の日本〜

「江戸時代は未開で文明も遅れており、明治維新で開国し、それが先進国になるきっかけとなった」

といったイメージがあるかと思います。

しかし、これは正に歴史の勝者が作ったストーリーです。

明治維新というのは、いわば「革命」「クーデター」です。

それがうまくいったということは、それまでの歴史や背景、時代などを否定しなくては革命の目的がぼやけてしまいますし、革命の正当性を大衆に周知できないことになります。

だからこそ、「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉も生まれるし、ナポレオンが「歴史とは、合意の上に成り立つ作り話以外の何ものでもあろうか。」と言った意味も理解できるというものです。

また、こういった歴史の事実はいわゆる大学教授などの「権威」と言われる専門家からは聞くことができません。

なぜなら、税金を原資に運営されている大学教授が、今ある政権を覆すような歴史的事実を語ったらどうなるのか?と想像してみてください。

それなりのペナルティがあるのではないかと考えてしまうのが人情というものでしょう。

だからこそ、事実や真実というものは、「権威」や「組織」のくびきから逃れている状況でなければ、語れるものではないのです。

しかし、大衆、一般庶民は義務教育で「権威に対する反応の仕方」を叩き込まれているので、そういった個人が語る事実や真実を「噂」「都市伝説」「陰謀論」として処理します。

若い内であればまだ修正は聞くかもしれませんが、歳をとったら中々難しいのではないでしょうか?

テレビや新聞などのマスメディアに対する信頼が厚すぎる世代を観てると厳しく感じます。

真実は重いものなので、やはり、若いうちでないと持つことができないのでしょう。

というわけで、この記事は、時代遅れの江戸の世のイメージが変わってしまうかもしれないので、また司馬遼太郎を読み尽くした人には受け入れ難い記事になりますので、明治維新に過度な幻想を抱いている方にはあまりおもしろく無いかもしれませんが、タイトルの通りのテーマで書いていきます。

江戸時代は超循環社会

植物を衣食住に使い、4R(リペア、リデュース、リサイクル、リペア)を駆使していました。

現代のように企業(商人)が大量消費をするようなことがなく、小さな共同体ごとに相互扶助を実現していました。

このことから物やお金が狭い範囲、小さな共同体ごとに流通していたので、現代のような極端な格差問題は起こりづらい環境だったのでしょう。

当時のメディアは、瓦版と口コミだったので、多少話に尾びれがつくことはあったでしょうが、現在ほどのプロパガンダや情報操作はされてなかったのではないかと思います。

大江戸雑記様から引用

 

以下、早稲田大学図書館様から引用

さらに当時は「両替商」は存在したものの「銀行」そのものがなかったので、権力が通貨によって大衆を支配する構図ではなかったようです。

現在は、銀行(金貸し)が総理大臣(大名、将軍)より強いという状況になっています。

参考:天下一の両替商〜「鴻池家」と江戸時代の金融システム〜

と言っても通貨、お金を支配している者は今も昔もその社会では強者という立場にありますが。

以下一般社団法人国づくり人づくり財団ー世界に誇れる日本の先進性から引用

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世界一の120万人都市

・世界で唯一水道は24時間使えた

・治安もよく旅行が盛んだった

・衛生面も世界一良かった

・世界で初めての米相場

・世界最高レベルの金融政策

・現代に引き継がれる匠の技

・世界有数の有機農法

・世界が賞賛した武士道

・ヨーロッパに大きな影響を与えた美意識(浮世絵)くり  などなど

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こういった事実はかなり有名になってきました。

外国人が日本の文化が好きという時は、これら江戸時代のイメージが大きいのではないでしょうか。

その上、国内の需要を国内で賄っていたので外国から輸入しなくても問題ありませんでした。

問題ないからこそ鎖国政策ができたのです。

鎖国」ができるということはどれほどすごいことなのかということです。

現代の日本人はお金さえあれば物が好きなだけ変えると思ってそうなフシがありますが、それは全くの間違いです。

鎖国ができるということは、国内の需要が賄えるほどの「生産力」があったということです。

生産力、物を作る力がなければただただインフレーションが進行してしまい、社会に混乱が起こってしまいます。

もちろん、江戸時代でもインフレーションは発生していますし、米相場の存在から金融経済、デフレもしっかり理解されていたはずです。

日本のインフレーションーWikipedia

先日、かつて「平成の開国」とまで言われたTPPについて取り上げましたが、開国は行き過ぎれば「売国」となり、しなさすぎれば亡国(安全保障上主に外交面)の問題が生じます。

TPP11なら大丈夫という言説〜日本の自滅は決定的〜

明治維新は維新勢力がイギリスの銀行家の力を借りて成し遂げた革命ですし、正に安全保障上の問題があったのです。

明治の世になったら急にイギリスチックな軍服や警察の制服にその影響が垣間見えます。

その上、松方正義が中央銀行という「支配制度」を西洋から輸入、導入したことから、明らかにこの発想をイギリスの銀行家から着想したと考えられます。

この明治維新の時の流れ、薩長の維新志士の末裔たちが現在も我が国を動かしているのです。

世界有数の鉄砲輸出国「日本」

日本が「世界最大の鉄砲輸出国」だとしたらあなたはどう思うでしょうか?

完全に初耳という人もいるかと思います。

日本は1543年に鉄砲が種子島に伝来した」というところまでは有名ですが、その翌年、大量生産に成功し、それから200年ほど、世界有数の武器輸出国として君臨しました。

ノエル・ペリンの「鉄砲を捨てた日本人」によると、

 

ーーーーーーーーーーーーー鉄砲を捨てた日本人から以下引用ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日本は当時も優れた工業国であった。日本で、もっとも大量に製造されていた物がなにかというと、それは武器であって、二百年ぐらいは世界有数の武器輸出国であった。日本製の武器は東アジア一帯で使われていた。」

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とのことです。

更に、ここが日本人の真骨頂とも言えるかと思いますが、伝来した鉄砲の性能をあらゆる技術を駆使し向上させたのです。

同書によると、

ーーーーーーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーーーーーーーーーーーー

らせん状の主導バネと、引き金調整装置を発達させ」

「雨中でも火縄銃を撃てる雨よけ付属装置を考案し」

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とまで書いてあるのです。

この、輸入したものをオリジナルよりも高性能、高品質にしてしまうところは、実に日本人らしいと感じますね。

日本刀の性能、品質は今更説明するまでもありませんが、現在は基本的に美術品として高い評価を得ています。

当時、日本が植民地化されなかったのはこういった技術力の高さ、島国という天然の「」があるという地政学上の理由、更に言えば、イエズス会におけるキリスト教の伝来と布教活動に対し、禁教令を出すといった異国の宗教について毅然とした態度を取ったことも理由の一つです。いわゆるバテレン追放令と言われているものです。

イエズス会とは、キリスト教の名を騙ったサタニスト集団です。

少なくともイエズス会が行った事実を観れば、この宗教が信仰している神はイエス・キリストではないと考えられます。

イエズス会は日本で何をしてきたか

当時からそうで、日本人を奴隷として売り飛ばすなんてことは当然に行われ、寺社への焼き討ちを行っていたこともほとんど知られていません。

江戸時代のキリスト教の弾圧

 

大体、イエス・キリストを信仰しているのであれば、なぜこのフランシスコ・ザビエルは「心臓」を手にしているのでしょうか?

 

教科書では「キリスト教が弾圧された」とは教えても、このようなことは教えていません。

大衆にそれを教えることに都合が悪い人間が、支配者層に存在していることの証拠と言えるでしょう。

こういったことは現在でも観られます。

ドイツで「ユダヤ人問題の最終的解決」としてナチスから迫害されたユダヤ人について

「なぜユダヤ人は迫害されたのか?」

ということは誰も教えてくれませんし、言おうとしません。

ユダヤ人を虐殺したガス室は存在しなかったことも今や有名となりましたが、「マルコ・ポーロ廃刊事件」では事実を述べただけで廃刊にまで追い込まれたこともあるのです。

 

 

豊臣秀吉がキリスト教を弾圧したことは有名ですが、そりゃ日本人(特に女性)を奴隷として海外に売り飛ばすような連中を弾圧しない方がそもそもおかしな話です。

豊臣秀吉は後に、売り飛ばされた日本人を買い戻すことに成功しています。

日本人は消滅しつつある

現在は、既に90年代初頭からのグローバリズム政策によって外国人の流入は止まらなくなっています。

現政権、企業統治体、銀行、全てがグローバリズムは正しいと思っているので、今後も増えていくことでしょう。

問題は「結婚しない若者」という問題で、今後結婚する人は「外国人」と結婚するしかない状況になるのではないかという懸念です。

そうだとしたら、「日本民族」はこの世から消滅していくことになります。

私は別に民族派というわけではありませんが、日本人が全くいなくなってしまうのもどうなのかという気がします。

[国際結婚] (1) – データから見る国際結婚

日本国内における「国際結婚・この20年の推移」-未婚化社会データ考察-「その先に在る運命の人」:研究員の眼

それほど国際結婚は増えていないということになっているようですが、我が国は公文書を改ざんする国ですので手放しで信用することはできません。

少子化ということで適齢期で結婚する日本人がそもそも少ないということもあるので、割合という数字ではなんとも言えないフシがあります。

農家が中国人と結婚することが多くなってきているようですので、めでたいことではあるものの、国防動員法が発動したらと考えるととても簡単に喜ぶ気にはなれません。

更に、国際結婚に関連して、戸籍や婚姻制度を利用した外国人犯罪からも目を逸らせません。

農家の中国人嫁、国際結婚

【死んだはずの人間】 背乗り「戸籍ジャック」次々と他市町に転入届!!鳥越俊太郎氏に背乗り疑惑!!

朝鮮人による「背乗り」の脅威

こうして日本人が消えいていくということをまざまざと見せつけられると非常に恐ろしい気分になります。

エスニッククレンジングという言葉をご存知でしょうか?

民族浄化とも言われますが、ボスニア紛争で有名となった言葉です。

これは特定の民族を、様々な方法で消し去ることです。

例えば、現在中国が行っているのは大量の人口を武器に、密入国を奨励し、様々な国に中国人を送り込み、現地の人間と結婚させたり、敵国に移民を受け入れさせることで移民の人口を増やし、現地の人間と結婚させたりといった方法がとられます。

以下のようなニュースがありましたが、我が国は既に手遅れの段階ですので、ドイツや他のユーロ圏の二の舞になることは間違いないでしょう。

「移民流入」日本4位に 15年39万人、5年で12万人増

更に言えば、移民の国で世界最強国家のアメリカですら、移民政策は失敗しているのです。

ロサンゼルス暴動などその典型ですが、移民を受け入れても結局は同じ民族同士でコミュニティを作り、地域ごとに別れて住むようになります。

富裕層だけはゲーテッドコミュニティの壁の向こう側で暮らすのです。

進撃の巨人みたいですが、こうなるのが自然な流れかと思われます。

江戸時代に存在した誇らしい日本の姿はもう取り戻せないでしょう。

せめて当時の日本人のアイデンティティだけは守りたいものです。

まとめ

現代社会は昔より進歩していると人間は漠然と思っていますが、現代よりも確実に江戸時代の方が進歩的且つ、文化的と言えます。

江戸幕府が「鎖国」をしたことにしても、16世紀から17世紀にかけて海外に傭兵として活躍していた日本人と武器輸出を禁じることで、その後の政治体制を「徳治主義」的に転換していったのです。

考えてみれば、武器輸出(死の商人)や海外傭兵を派遣して儲けておいて「徳治主義」とはお笑い草だとなってしまいますから、ある意味では当然の選択とも言えます。

日本人は元々、このように外圧があって変わってきたと言っても自ら選択し、自国の運命を「主体的」に決定していたのです。

今でこそ、空気や社会に流され、悪く言えば奴隷的ですが、本来日本人というのは主体的で且つ公の中で個を重んじる民族であったと私は考えています。

ところが江戸末期、外国の力を借りて、日本に革命をもたらし維新という名の”抜本的構造改革”が行われたのです。

そういう意味では現代とあまり変わらないですね。

その力を借りたであろう外国の影響力が未だに残り、更に日本国民を苦しめている結果になっている可能性も全くもって否定できません。

我が国は恐らく明治維新で半殺しにされ、大東亜戦争の敗北でとどめを刺されたのでしょう。

我が国のエリートや金持ちを観ているとそう言いたくもなるような気持ちになります。

なんとなく雑談

先日こんなニュースを観ました。

遠隔マインドコントロール

様々なメディアでとりあげられているのでこの事件それ自体は事実でしょう。

問題はこの「人間をリモコン操作する技術」が本当に存在しているのかどうかということです。

ターゲットの携帯電話に送信して勝手にインストールさせてその携帯電話を盗聴器にしてしまう「ロービングバグ」のようなテクノロジーもあるので、テクノロジーとして存在していても不思議ではありません。

何の目的でということで考えたら、そりゃ体制側が大衆を管理しやすくするために決まっていますし、そうであれば当然、こういった公開されていない技術は「隠し通す」でしょう。

存在に対する認識すら権威の裏付けがなければ、その存在を認めないというのであれば、その人間は最早、人間足り得るのか疑問を感じます。

現代社会は「人間の尊厳」が奪われるか、家畜として黙って支配者層が作る流れに合わせていくかということなのでしょう。

私は明日から、海外に一週間ほど出掛けてくるので身辺整理として、「さぜん」に行って鳥刺しを食べて出発しようと思います\(^o^)/

参考

鉄砲を捨てた日本人―日本史に学ぶ軍縮

大江戸の豪商「両替商」、その驚くべき金融システム

江戸時代の暮らし

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