普段何気なく楽しんでいるアニメやマンガ、映画、芸能、音楽、娯楽施設などのエンターテイメントは私達一般大衆にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。
過去に以下の記事を書きました。
実は清水盛明中佐の言った、
「洗脳は楽しくなければならない」
という概念は今も昔も変わっていません。
あまり語られることはありませんが、ディズニーの施す洗脳やプロパガンダ、アニメや映画等における表現は、ある種の大衆プログラミングと言える側面があります。
この記事ではその辺りを考えてみたいと思います。
映画、アニメ、マンガなどの目的
結論から言えば、
「大衆の価値観を共有させる」
「事前の意識プログラミング」
です。
一般的にこれらの目的は経済活動とか創作活動とか言われるものですが、その製作者は何かを”題材にしたり”、”ネタ”となるものを基に表現をします。
例えば、911事件が発生する以前にはアメリカのアニメでツインタワー崩壊の表現が各所にありました。
有名どころでは、
「セサミストリート」
「ミュータント・タートルズ」
「ターミネーター2」
「Xメン」
などです。
参考
エンターテイメントを通して大衆に伝えることによって、大衆同士で「価値観を共有」することが可能となります。
この価値観の共有は統治をする立場からすれば非常に重要な問題となります。
なぜなら、統治をする立場の者にとって一番避けたいことはクーデター、テロリズムです。
大多数の人間の価値観がある程度「同一」であることが統治をする立場の者にとって利益であり、保険となるのです。
大衆の細かい価値観の違いは”政治という舞台”で対立構造を作り、必要とあらば感情を煽り、ガス抜きをさせておけば良いということになります。
私が以前書いた以下の記事で言いたいことはこういったことです。
意識プログラミングはオカルトのイメージがあるかもしれませんが、現実に行なわれていることですし、大衆の意識を「眠らせたままにしておきたい」勢力が統治をする立場の者であり、「大衆の意識を覚醒させたい」勢力の戦いが各メディアで行なわれているのです。
これは右派と左派の対立といった話ではなく、もっと根源的な問題であるということです。
エンターテイメントの役割
こういった価値観や意識の共有が大衆の間で行われることで、大衆はその価値観内での「変化」に対して、許容しやすくなります。
しかし、このエンターテイメントで価値観を共有させるという過程を経なければ、激しい抵抗や市民運動が発生する可能性があるために、予め「エンターテイメントというフィルター」を通して大衆にプログラムするのです。
これは、現実には独裁であっても表向き国民主権、民主主義という建前を設定したからこそ、必要な作業となります。
映画やアニメ、スポーツなどのエンターテイメントは3S政策の目的にも連関します。
スポーツ、スクリーン、セックスを奨励することで大衆はそれら3Sに現を抜かすことになりますが、その3S政策の中で、事前のプログラミングを大衆に行うことで、更に政治的安定が実現できるのです。
考えてみればそりゃそうだろうという話ではあります。
現実に戦後我が国は、輸入した価値観の上で生活してきたはずです。
実際、現代日本はどうなっていますか?
戦前までの日本に存在した価値観は抹殺されようとしています。
不思議と評価されるエンターテイメント作品には、「聖書」などの神話や「世界の真実」を表現した作品のものが多くあります。
そして、その評価する立場の者は基本的にマスメディアだったのです。
「如何に大衆を操作するか」という目的が存在するからこそエンターテイメントには、未来が映し出される、それが評価されるのです。
したがって、エンターテイメントの役割とは、
「全て大衆を操作するための手段として利用される」
ということになります。
事前の知識がなければこれは陰謀論のようにしか見えませんが、メディア関係者であれば常識過ぎてそのことについて話すらしないのというレベルで当たり前のことです。
ノーネスチャンネル代表でありバクロスTVプロデューサーの平山秀善氏は、明確に「ハリウッドはエンターテイメントではない」明言されています。
6:00~辺り
バクロスTV
監視社会の奨励
なぜエンターテイメントを利用して統治、支配をするのかと言えば、「徹底した監視社会」の実現のためです。
我が国でも、マイナンバー制度が導入されましたが、我が国でもマイクロチップの体内に埋め込む議論は進んでいるのです。
スウェーデンではマイクロチップ体内埋め込みの最先端といったイメージとなっていますし、英国など飼い犬に対しては義務化している国もあるほどです。
イギリスで飼い犬への装着が義務付けられたマイクロチップ。普及が求められる背景を4つの視点から解説
基本的に「私生活で便利」という触れ込みで奨励されます。
ですが、そうだとしたら別に指輪や今あるカードのような身に付けるものでも良いわけです。
なのにわざわざ体内に埋め込むことを勧める理由は何なのでしょうか?
ひとつは
「大衆監視の強化」
中国は実に露骨に監視社会を推し進めようとしています。
もうひとつは、
「人口調整機能」
であると言えます。
イキガミというエンターテイメント作品がかつてありました。
この作品では、国民の中の特定の人間が、国家政策によって体内に埋め込まれたチップで殺されるといった話です。
「映画でしょ?」
と思うかもしれませんが、これは2005年の作品であり、さらに言えばこの「人を殺せるマイクロチップ」は技術として存在しています。
俗に「キラーチップ」と言われています。
ドイツで特許出願されましたが、倫理的問題で却下されたというものです。
この記事も2009年のことですから、もう10年近く経過していることを考えると徐々に現実味が増しているのです。
キラーチップと知らずに体内に埋め込まれない保証はまったくありません。
実際にキラーチップが死因だったとしても、
「原因不明の心不全」
として処理されるだけです。
実に恐ろしい世の中になってきています。
まとめ
当記事をまとめると新約聖書のヨハネの黙示録13章18節がぴったりです。
また、小さき者にも、大いなる者にも、富める者にも、貧しき者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々に、その右の手あるいは額に刻印を押させ、
この刻印のない者はみな、物を買うことも売ることもできないようにした。
この刻印は、その獣の名、または、その名の数字のことである。
ここに、知恵が必要である。
思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。
その数字とは、人間をさすものである。
そして、その数字は六百六十六である。
まんまですね。
これを実現するために、大衆誘導が研究され、エンターテイメントが利用されたと考えると相当な遠謀深慮です。
やはり統治をする立場の人は優秀なのでしょう。