東京はトランプ大統領が来日するということで厳戒態勢で先週はそのために都内の渋滞が激しかったように思えます。
トランプ大統領が何をしに日本を訪れるかと言えば、「日本から引き出す」為です。
日米FTAもありますし米国は最終的にTPPにも参加します。
いわゆる日米同盟堅持(米国従属)の見返りに庶民の生活はまた厳しくなることでしょう。
こんなのを国賓待遇で迎え入れるというのですから日本人は奴隷どころか家畜と言えるでしょう。
私はトランプ大統領の行動を観ていると基本的にはシオニストであろうと判断していますし、トランプ大統領の味方で、QAnonとか言われるよくわからない存在も、CIAの回し者のだと判断しています。
トランプ大統領を救世主と持て囃す人もいますが救世主は金の亡者ではありませんし、仮に救世主だとしても救われるのは日本人ではありません。
彼が救う者は、「お金持ち」だけです。
なぜ、私がこういう判断をするのかと言えば、私の中に理論や法則、事実認識などが存在するからです。
例えばトランプ大統領についてこういった事実があります。
「イスラエルの首都をテルアビブからエルサレムに変更し大使館を移動した」
「娘婿のクシュナーはユダヤ人」
「ゴラン高原の主権をイスラエルに認める」
「トランプ大統領のブレーンにはウォール街の住人もいる」
こういった事実がトランプ大統領がシオニストの可能性が高いことを示してます。
こういったある事実から考える方法もあれば、結果に対して事実を積み上げていく方法などがあります。
理論の作り方を知れば嘘を見抜くことができるようになります。
最近私の記事を引用しているサイトがあったので確認してみたら正にオリジナルの理論を作っている陰謀論サイトでした。
こちらのサイトです。
http://kawata2018.com/2018-10-16/
過去に書いた以下の記事が引用されていました。
こちらのサイトは陰謀論界隈では有名らしく情報量も膨大で重要な事実も多く紹介されていましたが、私には読者に対するある種の誘導が見えました。
このサイトの人がそうとは言いませんが、人間が神を騙って誰かの人生を破壊する人も中にはいます。
理論を作る人には必ず一定の信者なるものがついてきます。
新しい真実を発見したと認識されるからです。
理論とはその理論に当てはめれば結論が出るものなので、あたかも真実を解明したと思い込んでしまうところがあります。
結論ありきの仮定、データを集めて「こうだ!」と断定することはできますし、その思い込みはその人の中では「真実」となります。
私が普段、このブログで積極的に考察をしない理由はそのためです。
事実をどのように消化し判断するのは読者しかいないので変に理論づくりをしてしまうと読者を惑わす危険性が非常に高いのです。
考察などやろうと思えばいくらでもできます。
ただ、一定の割合で「信じてしまう人」がいるのです。
それは私の望むことではありません。
考えることを止めてしまえば、大衆は権力者からまた騙されることになります。
「考える」ことは「する」ことです。
情報化社会の中で何かを信じることは「楽」なことです。
しかし、逆に言えばその楽したいと考える心を利用して金を稼ぐことも「簡単」なことです。
信じるべきは「自分の頭と良心」だけで十分です。
断っておきますが当ブログにも広告を付けていますが月のサーバー代にもならないほどです。
去年の8月あたりから一気にアクセスが減ってしまいましたので、ある意味では良かったと思っています。
Googleの検索アルゴリズムの変更で私のブログは表示されづらくなったようなので人様の目に触れる機会は減りましたが、そのアルゴリズムの変更基準が私のブログが彼らにとって有害であると認めたから表示されづらくなったとも言えます。
私のブログを紹介していただくことは嬉しいことですが、その人が人を惑わし、大量に金を集めて、人の人生を壊しているのだとしたら私はその人の敵に回ります。
そうでないことを祈ります。
「信者」と書いて「儲かる」と読みますので神を騙る人間には要注意です。
前置きが長くなりましたがこの記事では、「理論の作り方」を考えます。
理論の作り方が理解できれば、理論がいかに人を騙すかも理解できます。
既に権威の信頼は地に落ちています。
大学教授や学者などが発する言に惑わされないようにしてください。
仮定と法則
初歩的なことですが、これは基本中の基本ですので反復して行うことが重要です。
「仮定」とは想定、事実にかかわらず「そうだとする」ことです。条件を設定することでもあります。
「法則」は”一定の条件”の下で成立する相互関係のことです。
理論づくりをする上で「仮定と法則」は絶対に必要なことでこれがなければ、「都合の良い結論」は導き出せません。
演繹法と帰納法
理論づくりを考える上で重要な考え方があります。
「演繹法(えんえきほう)と帰納法(きのうほう)」です。
あまり馴染みがないかもしれませんが、簡単に表現すれば、
演繹法は、
「順序立てて結果を考えること」
で、
帰納法は、
「結果から原因を考えること」
です。
理論づくりの際には、これらいずれかの方法で理論を組み立てていきます。
これを利用した非常に小狡い説明の仕方があります。
例えば、演繹法を作った理論の基礎としてある事象を説明するのですが、その説明の際に「帰納法」を利用するという手口です。
帰納法は結果から原因を考える考え方ですから、演繹法に対しての「検算」のような役割で説明する人間がいるということです。
こんな感じです。
「この理論にそって考えれば矛盾は生じない。結果から考えてみても当てはまる」
帰納法だろうが演繹法だろうが、理論である以上”一定の条件”を設定するわけですから、それが100%正しいとは言えないわけです。
”その理論の枠の中では”正しいとなるだけなのです。
その一定の条件が、増えたり減ったりしただけで大抵の理論は破綻します。
理論や法則に名前を付ける
理論や法則に名前を付けるとその理論を信じた者同士に「結束、団結」が生まれます。
信者に対する結束や団結を促す目的でなくても理論に名称を付けることは必要なのですが、肝心なことは、
「印象に残りやすく、言いやすい」
名称である必要があります。
その理論を初めて聞いた者がすぐ覚えるので浅はかな人間ほど使いたがるようになります。
自分で考えることをめんどくさがる人間ほど理論に頼る傾向があります。
それが、信仰にまでなるので厄介なのです。
新古典派経済学もそうですが市場原理主義はあくまで一定の法則でしかないのにも拘わらず、社会科学のフリをして私達の住むこの世界を破壊してきました。
大抵理論を作った作者の名前が用いられます。
法則の作り方で有効な方法
法則の作り方として有効なものは、
「トリレンマ系」
「机上の空論系」
「権威付け」
です。
トリレンマ系は例えば「国際金融のトリレンマ」や「教育のトリレンマ」など3つの関係を説明する時に同時に解決できない事象を説明します。
実際トリレンマ系は事実であることが多いのですが、理論にトリレンマ系を組み込むことでさも、理論全体が正しいかの如き錯覚を与える場合があるので注意が必要です。
机上の空論系は「風が吹けば桶屋が儲かる」的なものです。
経済学ではマンデルフレミングモデルのようなものですが、これも一定の条件でしか成立しませんので、こういった理論に「権威」がつくとコロッと騙される人が増えます。
信頼しやすいデータ
データを出している研究機関やシンクタンクの背景を知ればその機関が出すデータの信頼度がわかります。
シンクタンクにしても研究機関にしてもその組織が存続するためには「資金」が必要になります。
この問題を一言で言えば、
「研究機関が運営資金を出してくれる者にとって不都合なデータを出すか?」
という命題があるのです。
答えはもちろん出すわけがありません。
望む結果が出るようにサンプルや計測期間や条件を操作するなど当たり前に行われます。
そのように出された結果でも、「科学的根拠」として認められますから、データを見るときはそのデータを出した研究機関の背景、資金の出どころを知らなければなりません。
遺伝子組換え作物の人体に対する影響についてモンサントが資金を出す研究機関の結果がモンサントに都合の悪い結果であるはずがないのと同じです。
信頼度ランキング
1 「独立系研究機関」
2 「一般国民の寄付で運営されている機関」
3 「公立大学の研究機関」
4 「私立大学研究機関」
5 「財界系シンクタンクや研究所」
6 「政府(政権による場合がある)」
何れにせよ運営資金の出どころは一番重要です。
まとめ
仮定と法則
演繹法と帰納法
理論と法則の名称は覚えやすく名前を付ける
有効な法則はトリレンマ系で且つ単純に
信頼に足るデータを出す者の理解
になります。
最近話題のMMTは事実の説明という側面が強いので、厳密には理論ではないように思えます。
理論を作る者は理論の限界を知った時には誠実な対応をしてほしいと切に願います。