今日は「恋愛とビジネスの共通点」をお話します。
ビジネス誌にも定期的に話題になるこの恋愛とビジネスの共通点ですが、あなたはどう思いますか?
ネット上でもリサーチが大事とか、地道とかよく相手を喜ばせるとかがあります。
私はそれもその通りだと思いましたが、私なりの視点からお話したいと思います。
「イケメンは女性と付き合ってきた人数が多い」
私の周りにはいわゆる”イケメン”が多いです。
鼻が高く、目もくっきりしており小顔で、背が高い。
絵に描いたようなイケメンです。
私の兄の容姿もそのようにしょっちゅう山Pに似てるだの、
キムタクに似てるだの言われてました。
私は、容姿において出がらしの弟でございます。
すみません話が逸れました。
彼らを見て、女性と付き合う人数が多いなあと私は感じています。
流石に同時に複数の女性と付き合う人は稀ですが、
短期間で別れてまた新たな人と付き合うイケメンが多いという印象なんですね。
ですが、こう言ってはなんですけれども、
イケメン容姿を持っていない方の友人は、
毎度、長期間のお付き合いをして、
別れてもまた長期間付き合うという人が多いように思えました。
別の地域の友人にこの話をしたところ、
こういった傾向は私の周りだけではないようです。
ではどうしてこのようなことが起こるのか考えてみました。
「顔と価格」
おそらくこういったことだと考えられます。
男性を顔で選ぶ女性のイケメンへの第一印象は、
”ワタシ的にイケてる顔”のはずです。
その後付き合っていくににつれて性格の不一致などが生じ、別れます。
女性側がもし顔で男性を選ぶ人であれば、
今後新たにそれ以上のイケメンが現れたらこの女性は、
浮気をする可能性が高いのではないかという推測ができます。
男性側も気が気ではないでしょう。
ビジネスに置き換えてみます。
ある商品の販売をライバルと価格(顔)で競争している会社は、
価格で選ぶ顧客を対象としているということになります。
もし、ライバル会社に自社の商品と似たような商品を更に安い価格でセールスされたら
顧客はおそらく安い方を買うことは想像に難しくありません。
話を恋愛に戻し、イケメンではない男の方の恋愛の過程を考えてみます。
顔で選ぶ女性はブサイクな男に対して「イケメンではない人」という印象になるはずです。
顔で男性を選ぶ女性側からは「対象外」となります。
この男性もある程度自分がイケメンでは無いことを自覚しているはずです。
すると、この男性は顔以外のところで勝負する必要が出てきます。
手段として、トークなのか、性格なのか、収入なのかは人によりますが、
彼にとっての弱みは”顔”なので、独自の強みを女性側にアピールしなくてはいけません。
段々と辛辣な文章になってきて申し訳ありませんが、もう少々お付き合いください。
元々、顔で選ぶ女性とこのブサイクな男性は付き合えないので、
男性にとっても顔で選ぶ女性は対象外です。
なのでこの男性は、
女性の対象をイケメンが苦手なおもしろい男性が好きな女性を対象とし
、自分のトークを強みとしてその上、自分の性格の良さをアピールして、
狙った女性をゲットするでしょう。
この女性は、男性の中身(顔以外)を観て付き合うかどうかを判断します。
このカップルが付き合ってカップル誕生となるまでの時間は、
顔で選ぶ女性とイケメン男性がカップル誕生となる時間よりも多くかかったはずです。
何故なら、顔で選ぶ女性のように顔という自分にとってわかりやすい”根拠”が無い為に、
相手のことを知るという作業が必要だからです。
ではブサイク男性の方もビジネスに置き換えてみます。
商品の価格(顔)ではライバルに勝てないあるいは、
勝ってもシェアを奪えた代わりに利益率は低くなる。
そう考え、価格(顔)で勝負せずに独自の強み(トーク)を作り、
それを活かして対象とした顧客
(イケメンが苦手でおもしろい男性が好きな女性)に対し、
マーケティングミックスを構築しセールス(口説いていく)をする。
「どちらの女性が浮気する可能性が高いか?」
あなたは、どちらの女性が浮気しやすいと思いますか?
イケメンと顔で選ぶ女性の話の中でチラッと書きましたが、
私は間違いなく顔で選ぶ女性の方だと思います。
イケメン好きな彼女が、キムタク似の彼と付き合ってる時に、
更にタイプの佐藤健似が出てきたら、現実に浮気まではいかなくても、
どうなることやらと不安でいっぱいになるはずです。愛していればですが。
逆に顔で選ばない女性の方は、
別れたとしたら次に付き合う男性を選ぶのに時間もかかるし、
また最初から信頼関係づくりをしなければいけなくなると感じるはずです。
もうお解かりだと思いますが、ビジネスにおいても同じことが言えます。
価格で選ばない顧客は最初から、
価格は二の次として第一に「安心」「安全」「価格に見合った効果があること」などを考えます。
対して、価格で選ぶ顧客は、価格を第一に考えているために
「1円でも安いところに行こう」となります。
そして、価格を第一に考えている顧客ほどクレーマーが多いという事実です。
価格で選ぶ顧客を対象にしていれば必ず価格競争に巻き込まれます。
巻き込まれたら最後、泥沼の戦いが待ち受けています。
価格を基準にする顧客を対象にするということは、
恋愛で言えば、男性を顔で選ぶ女性を選んでいるということです。
私は顔で男性を選ぶ女性とはお付き合いしたくないです。
何しろ理不尽に傷つきます。
顔は基本的にどうしようもできません。
価格は下げられるかもしれませんが、価格を下げることは
そもそも、それまで以上に集客をしなければいけないということなんです。
私には売れないことの原因に商品やサービスの価格が高いからと決めて、
価格を下げる発想が理解できません。
価格を下げれば、利益も減ります。
利益が減れば人件費などを槍玉に挙げ、”経費削減”をしようと始まります。
私はこの流れをを悪循環という言葉以外の表現を知りません。
悪循環が進めば、次は「効率化」と言いながらコストカットに躍起になることは目に見えています。
結局、価格を下げればその分多く売らなければならない。
多く売るためには集客がこれまでよりも必要になる。
だったら最初から集客に全力を傾けることこそ、効率的というものです。
いかがでしたでしょうか。
以上がビジネスと恋愛。
顔と価格、非常によく似ていると思った私の考えでした。
参考になれば幸いです。
ありがとうございました。