今日は、「完璧主義の弊害」についてお話します。
経営者には完璧主義者が多いものです。
やはり、起業をしようと考え行動に移した、
人ですから当然エネルギーやバイタリティが普通の人より多いので、
行動したら納得のいくまで突き詰めたりします。
ここが気に入らない、あそこがダメと変えることを繰り返します。
しかし、この行動は経営者として命取りになる場合があります。
気になる場合は以下の四つに当てはまるか確認してください。
「何のために変えるのか明確になっているか」
「完璧を求めることで他に重要な部分を見落としていないか」
「自分の目的は何なのか」
「中途半端を絶対悪だと思っていないか」
何のために変えるのか明確になっていない経営者は非常に多くいます。
例えば、ホームページの写真の位置を5ミリ下にとか、
チラシのレイアウトをやたら変えたがったりとか、まあまあ意味のないことを言い出します。
正直なところ、ホームページにしてもチラシにしても、何のために変えるかと言ったら、
「お客さまの為」です。
だったらまず「顧客の明確化」をすればよろしいと思います。
何故なら、そんなところにこだわっても、お客様にとってはどうでもいい場合が多いからです。
こうして顧客の明確化という重要な部分を見落としてしまうのです。
ホームページのデザインやチラシのデザインのみで集客ができるほど、
「デザイン」の能力は完璧ではありません。
更に目的に関して言えば、この場合は「集客」であるはずです。
目的が集客なのに、自分が納得できるほど完璧に変えることに目的がすり替わってしまうこともよく見る光景です。
中途半端な人と完璧主義者はどちらが結果を出すでしょうか?
実は、完璧主義者ほど成果を出せません。
中途半端な経営者はある程度形になれば次に進むので、スピードが段違いなのです。
問題が出てきたら、
それはその時対処しようと楽観的な特徴も中途半端な経営者には特徴としてあります。
ここでは、中途半端と書いていますが、実際、
ビシネス上では「バランス感があり行動力のある人」と表現が変わるのです。
単に良い表現と、悪い表現があるって話じゃないかと思われるかもしれませんが、
残念ながら人は結果が出なければ悪い表現を使わざるを得ない生き物なのです。
だからこそ、結果をだして悪い表現を使われない経営者になるしかないのです。
論語で有名な孔子も言ってますが、「過ぎたるは及ばざるが如し」です。
是非参考にしてみてください。
ありがとうございました。