前回、グローバリゼーションから見たNWOということで記事を書きました。
前回の図で少し修正を加えて以下のようにしました。
グローバリゼーションという概念から見たNWOをある程度理解できれば良いのですが、実に複雑になっているので削る部分の選定が実に難しくなっています。
前回は、「グローバリゼーション」、今回は、「金融、銀行制度」を中心に見たNWOのイメージを説明したいと思います。
金融の世界支配の図解
こちらも私が簡易的に作ったものです。
金融に関しては、正直グローバリゼーションの図解よりも複雑で且つ、金融は「グローバリゼーションが前提である」のでグローバリゼーションの図解を見ながらだと理解が深まります。
この図解を観るとわかるように、前回の記事の図解と似た箇所が多くあります。
金融についての専門店な言葉はニュー・ワールド・オーダーを理解するのにそれほど役立ちません。
それよりも現代の金融、銀行制度による「原因と結果」を考えることが重要です。
金融、銀行制度の支配構造
事業を興す時、基本的には銀行から融資を受けて行います。
お金を借りてビジネスを始めるということですが、個人が生きていくためにもお金を必要とします。
この事実からわかる最低限のことは、
「お金を作れる立場が一番強い」
ということです。
お金を持っている者は、お金を持っていない者よりも強く、多くを所有することができるということになりますね。
大企業は当然多くのお金を持っているでしょうが、「銀行」しかお金を発行することはできません。
本質的に、お金が最大の物差しになっている世界においては、お金を作れるものが最強であるということになります。
いつかの記事で書きましたが、銀行が行うこと「融資」とは基本的に「信用創造」と表現され、銀行が発行する顧客の通帳に金額を入力することを指します。
預金者から預かったお金を融資に回しているのではありません。これが長年に渡って存在した世間一般の銀行に対する大きな誤解です。
しかし、この誤解もかなり氷解し始めているように思えます。
最近話題になっている「MMT(モダンマネタリーセオリー、現代貨幣理論)」というものがあります。
私はこの理論を中野剛志氏が上梓された、「富国と強兵」の中で知ったものです。
但し、こういった学問やアカデミズムの分野からのみで現実が動いているわけではありません。
図には書いてませんが、諜報機関の活動で世界が動くこと、もっと言えば、「暴力」によって世界が動くことの方がある意味自然です。
その暴力とは、物理的な暴力もあればお金による暴力、言葉(情報)による暴力などがあります。
また、現状世界はビジネスの論理で動いているので、ビジネスの論理で動くということは、基本的に各人の「利益」で動くということになります。
銀行よりも強い者
結論から言えば、
「銀行を所有する個人」
となります。
それが国際金融資本家と呼ばれる者ですが、当然かなりの少数ということになります。
その国際金融資本家ですら、「労働者」と観る存在が王族、貴族と呼ばれる人達ということになります。
要は、ドルを使用する許可を与えているのは誰なのか?、ユーロを使用する許可を与えているのは誰なのかを考えれば、当然、こういった立場の人達となります。
最近の電子マネー化を推進する動きには、大衆管理の意味合いもさることながら、通貨を統一する目的もあるのでしょう。
銀行制度という支配構造は、長年、秀才や天才が築き上げてきた「奴隷システム」という言い方ができます。
まとめ
現代の銀行制度、金融は基本的に詐欺から始まっています。
そもそも一定の特権的地位をもった民間人に生まれながらに支配されているということになりますが、これは正に既得権益です。
金融業界の既得権益が批判されないのは支配者であるからに他なりません。
ニュー・ワールド・オーダー自体に善も悪もありません。
問題はどのような人達が、そのニュー・ワールド・オーダーの中身を決めるのか?ということです。
911事件をでっち上げるような人達が作るニュー・ワールド・オーダーなら大衆にとってどのような中身になるかは想像に難くないでしょう。