北朝鮮情勢は”相変わらず”緊迫していますが、我が国は衆議院総選挙ということでわけの分からない状況になっています。
解散するということは政府機能が一時的に止まることを意味しますが安全保障上緊迫しているということなのになぜ、消費増税が争点になる選挙となっているのかと非常にイカれた国なんだと見せつけられている気がします。
もし、北朝鮮が我が国を仮想敵国としているのであれば解散している今が絶好のチャンスとして受け取っていても良さそうなものです。
逆に我が国からすれば絶好のチャンスを与えていることになるわけです。
ではそのようなことになる可能性もあるのになぜ、解散という運びになるのかを考えると私は、
「北朝鮮は日本を敵国だと思っていない」
のであろうと思っています。
本当の意味で敵国だと思うのであれば、反日プロパガンダは相当に繰り広げられているはずです。
しかし、北朝鮮の対内プロパガンダは反米に誘導するプロパガンダが主と言える状況なのです。
これらは2010年頃からの反米プロパガンダポスターということらしいのですが、基本的に「反米」のみです。
日本を敵国とするなら、反日キャンペーンとして自国民にこれらと同じくらいひどい描写の反日プロパガンダが繰り広げられていてもおかしくはありません。
いわゆる従軍慰安婦問題では北朝鮮の息の掛かった韓国内の「挺対協」という組織が、慰安婦問題を盛り上げたという点はありますが、それはいかに金を引っ張るかという問題なので敵国云々とはまた別次元の話となります。
つまり、北朝鮮は本質的に日本を敵国とはしておらず、アメリカに対して真の敵と認識しているわけです。
プロパガンダ政策はその政府が大衆に「どう思わせたいか」がはっきりわかるものです。
恐らく、総理はこれを知っているのでこのタイミングで解散すると言えたという側面もあるのでしょう。
解散しても「北朝鮮はミサイルを撃ってこない」という確信があるような気がします。
今、北朝鮮がミサイルを撃ったとして我が国はどのような対応ができるのでしょうか。
私が防衛省に出入りするある方の話を聞いたのですが、金正恩と皇室に血統的な繋がりがあるといった内容でした。
それを聞いたのは5,6年ほど前でしたが正直なところ半信半疑ではありましたが言う人が言う人なので信憑性はありそうだと思っておりました。
現在ネットではそのようなことを言う人は多くいるようなのでもしかすると事実かもしれません。
事実だとしたら北朝鮮が我が国の本土にミサイルをぶつけるというのは非現実的と考えざるを得ません。
何故なら、金正恩からすれば自分が皇室の血筋であることこそが、日本に対する最大のカードになり得るので、わざわざそれを使えなくするようなことは考えにくいということになります。
北朝鮮はある意味では日本に視点を置いていないのでしょう。
戦前のわが国の「鬼畜米英」そのまんまです。
北朝鮮は日本人が思っているほど世界から孤立していません。
まるで北朝鮮は世界から孤立しているというイメージが流布されていますが、そんなことはないのです。以下は北朝鮮と国交のある国です。
- インドネシア
- カンボジア
- シンガポール
- タイ
- 中国
- 東ティモール
- フィリピン
- ブルネイ
- ベトナム
- マレーシア
- ミャンマー
- モンゴル
- ラオス
- インド
- ウズベキスタン
- カザフスタン
- キルギス
- スリランカ
- タジキスタン
- トルクメニスタン
- ネパール
- パキスタン
- バングラデシュ
- モルディブ
- アフガニスタン
- アラブ首長国連邦
- イエメン
- イラン
- オマーン
- カタール
- クウェート
- シリア
- トルコ
- バーレーン
- パレスチナ
- ヨルダン
- レバノン
- アイスランド
- スウェーデン
- デンマーク
- ノルウェー
- フィンランド
- ポーランド
- ラトビア
- リトアニア
- アゼルバイジャン
- アルメニア
- ウクライナ
- ジョージア
- スロバキア
- チェコ
- ハンガリー
- ブルガリア
- ベラルーシ
- モルドバ
- ルーマニア
- ロシア
- アイルランド
- イギリス
- オーストリア
- オランダ
- スイス
- ドイツ
- ベルギー
- リヒテンシュタイン
- ルクセンブルク
- アルバニア
- イタリア
- キプロス
- ギリシャ
- クロアチア
- サンマリノ
- スペイン
- スロベニア
- セルビア
- ボスニア・ヘルツェゴビナ
- ポルトガル
- マケドニア
- マルタ
- モンテネグロ
- アルジェリア
- エジプト
- チュニジア
- モロッコ
- リビア
- ガーナ
- カーボヴェルデ
- ガンビア
- ギニア
- ギニアビサウ
- コートジボワール
- シエラレオネ
- セネガル
- トーゴ
- ナイジェリア
- ニジェール
- 西サハラ
- ブルキナファソ
- ベナン
- マリ
- モーリタニア
- リベリア
- アンゴラ
- ガボン
- カメルーン
- コンゴ共和国
- コンゴ民主共和国
- サントメ・プリンシペ
- 赤道ギニア
- チャド
- 中央アフリカ
- ウガンダ
- エチオピア
- エリトリア
- ケニア
- コモロ
- ザンビア
- ジブチ
- ジンバブエ
- スーダン
- セーシェル
- ソマリア
- タンザニア
- ブルンジ
- マダガスカル
- マラウイ
- 南スーダン
- モーリシャス
- モザンビーク
- ルワンダ
- スワジランド
- ナミビア
- 南アフリカ
- レソト
- カナダ
- グアテマラ
- コスタリカ
- ニカラグア
- ベリーズ
- メキシコ
- アンティグア・バーブーダ
- キューバ
- グレナダ
- ジャマイカ
- セントクリストファー・ネイビス
- セントビンセント・グレナディーン
- セントルシア
- ドミニカ共和国
- ドミニカ国
- トリニダード・トバゴ
- バハマ
- バルバドス
- ガイアナ
- コロンビア
- スリナム
- ブラジル
- ベネズエラ
- ペルー
- オーストラリア
- ナウル
- ニュージーランド
- バヌアツ
- パプアニューギニア
- フィジーWikipedia
とまあ、100ヶ国以上と国交があるわけですから北朝鮮と国交をしていない我が国の方がマイノリティと言えるかもしれません。
北朝鮮の「鬼畜米英」と戦後の前の我が国の「鬼畜米英」を比較してみましょう。
露骨な反米プロパガンダとは言えません。
北朝鮮は鬼畜米英をしっかり北朝鮮人民の脳に植え込もうとしているのでしょう。