最近、様々な書籍や動画、ブログやニュースサイトなどを観ているとコメント欄に気になる傾向を目にします。
その傾向はいわゆる陰謀論者扱いされているジャーナリストや言論人、学者や専門家などが主張することをやれ”あいつはダメだ”とか”あいつはこう言っているから向こう側の手先だ”とか、”あいつの正体は結局向こう側だ”などと言っていたりしていることにも観られます。
知識だけ集めても意味はない
目次
しかし、それらを言っている人達は、そのいわゆる真実的な話を聞いて何がしたいのか?という疑問が湧いてきます。
ただ、一般的な見解とは違う真実とされる話を聞いて快楽的な刺激にしているだけのように私には見えるからです。
実はこういうタイプはよくいます。
特に起業をしたいという方に多くいます。
ものすごい勉強家で非常に物知りではありますが、特にその得た知識を使って何かに役立てようといった行動は絶対にしない人です。
そんな人の特徴は、正に先ほど説明したようにあいつはダメだ”とか”あいつはこう言っているから向こう側の手先だ”とか、”あいつの正体は結局向こう側だ”と言ったことをコメント欄に書き込んでたりもするのです。
それを工作員という人もいますが、そのいわゆる陰謀論者自体がそういった人間を育てているという側面もありますから、工作員でない場合であることを前提に考えてみるべきかと思います。
知識も知識としてだけでは単なる自己満足でしかなくなります。
自己満足に意味を見出すのであれば、正に”コレクター”となってしまいます。
真実とは自分の思い込みでしかない
ところで、当ブログでも”知識と実践と真実と〜知行合一〜”といったタイトルでブログを書いておりますが、読者の行動の活力や原動力、参考などになれば幸い程度に書いているつもりです。
政治、経済、世界金融、支配層の血脈、宗教、歴史、戦争、学術、医療、食などの様々なジャンルで「真実」が公開されていますが、真実というものは突き詰めると、証明も不可能であることの方が多いし、また「各人の思い込み」であることのほうが現実的だからです。
更に言えば、多くの人の主張する言説をどれだけ聞いたところで、最後は自分の頭で考えることが絶対に必要なのに、それを新しい情報を得るという活動で無意識に避けているという状態になっているとも言えます。
私はこのインターネットの存在とオルタナティブメディアの存在が「知る」という時代に終止符を打っているように観えています。
現在、真実を語る人達にも情報として共通点がありますからもうある程度は一般に知られてしまった状態だということになります。
つまり、「”知る時代”は終わった」ということです。
知ったところで何もしない連中に情報提供したところで何の意味もないでしょうし、それでは単なるニッチな市場を対象にした情報ビジネスにしかなりません。
また真相究明系の情報ビジネスとしては余りにも儲かりづらいジャンルなので、やる意味がないということにもなります。
このブログの内容についても、私の知っていること全てを書いているわけではありませんし、私は「行動のための入り口」を用意したいという目的や備忘録、誰かの役に立ちたいといった思いでこのブログをやっています。
「知識と実践と真実と〜知行合一〜」とブログタイトルにしたのもそのためです。
知識があればそれをもとに実践、行動することは容易になります。
それでもしないというのは、ヘタレかエンターテイメントとして知識を得ているか、知識欲を満たして世界を知った気になっている愚か者の可能性すらあります。
”いわゆる真実”をいくら知っても行動に移さなければ、知ったところで暗い気分になったり鬱っぽい気分になるだけです。
いくら根拠を求めてもその根拠の客観性の担保など存在しない
よく「その根拠はなんだ?」とか「エビデンスはあるのか?」「誰が言ってた?」などある情報の信憑性を問う言葉はインターネット、リアルを問わず聞くことが多いです。
しかし、もし、真実を知りたいと考えた場合にデータや証言、証拠などを求めても、それらの根拠が正確である保証は誰もしてくれません。
そのデータを出した研究機関が誰のお金で運営されているのかを考えた場合や、その根拠のデータが改ざんされてないことを証明することは不可能なことです。
モンサントの有名な写真があります。
GMトウモロコシと発がん性に関連、マウス実験 仏政府が調査要請から引用
これはモンサント社の遺伝子組み換え作物あるいは、除草剤ラウンドアップに接触させたマウスを2年間観測した研究写真ですが、モンサントの公式発表では、「遺伝子組み換え食品による健康上の影響はない」ということになっています。
しかし、モンサントがその根拠とするのは「FAO(国際連合食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)が合同で設立したコーデックス委員会が、安全性評価の国際基準」ということになります。
モンサントがこの機関に影響力を発揮し、この「国際基準そのものを変えること」を”できないということはない”ということです。
つまり、根拠というものはあくまで参考程度のものであって、証明というには遠く及ばないことが現実ではほとんどであるということです。
証明というレベルであれば、根拠となるデータを作成する機関が、そのデータ発表で影響を受ける利害関係者との接触、関係がないことがある程度担保されていなければなりませんが、それもまた難しいことです。
研究はお金がかかりますから、研究者もお金が欲しいということになりますし、政府が緊縮財政で予算を付けてくれないなら寄付でやるしかありません。
その時に寄付してくれるのが大企業だった場合、自分の死活問題であるその大企業にとって不都合なデータを作成し、また発表するでしょうか?
公正な研究機関が作成し、発表されたデータとしてそれがマスコミを通じ社会に拡散していくということになります。
このように情報は捻じ曲がっていくのです。
ちょうど箱はきれいだけど中身はゴミといったもので、これも騙しのテクニックなのです。
知らないことをなくすことは不可能
多くの論者や専門家や識者などの話を聞いても、少しでも我が国を良くしようといった気概がなければいくら知識を得ても無意味です。
次から次へと出てくる”真実”に喰われてしまうことでしょう。
ソクラテスの有名な言葉ではありますが「無知の知」を理解することは相当に重要なことなのです。
”いわゆる真実”をどれほど知ろうとしても、知らないことをなくすことは絶対に不可能です。
「あの人はああ言ってる」、「この人はこう言っている」といわゆる陰謀論者の「評論家」みたいになってしまうのが関の山です。
実にバカバカしい状態ですし、そんなものをいくら評論しても何の意味もありません。
社会に混乱を招く害になる可能性すらあります。
この”社会を良くするためには徹底して行動しない”傾向がいわゆる3S政策の結晶なのであろうと感じるところです。
ただただ評論家になってしまうということは、その人の認識の根底がエンターテイメントである可能性もありますし、そうだとしたら、その人にとっては最早「都市伝説」でしかありませんね。
ICチップを体内に入れたセンター分けの芸人が話すことでも聞いてればいいと思うよねぇ?とか、何度も来る新時代の幕開けでも妄想しとればよいとでも言いたくなります。
とは言え、こういった状態になると抜け出すことは困難となります。
そういう人は、真実よりも「真理」を知ったほうが良い場合があります。
「全てはひとつである」
「全てが繋がっている」
「この世の全ては虚で、全てが真実である」
といったある種の宗教的感覚です。
特に「全てが繋がっている」ということこのブログの読者の方はわかりやすいかもしれません。
明治維新以後の血脈がそのまま現代日本に継承され、麻薬ビジネスを本業とした一族が幅を効かせており、一般人がその喰い物にされていることなどもはや常識です。
ここで言う「麻薬ビジネス」とは、合法、違法に拘わらずという意味です。
かつてUKが「アヘン戦争」というとんでもない戦争を起こしましたが、当時アヘンは違法でもなんでもないものです。
今でも、抗がん剤、ワクチン、精神医療で”作られる”病気と継続的利益は計り知れないものがあります。
ついでに言っておきますが、ヨーロッパのある王室は今でもドラッグビジネスが本業です。
そういった麻薬、ドラッグビジネスで投資する宗教団体もあるわけですから、麻薬断絶など絶対に不可能です。
鶴見芳浩(つるみ よしひろ)ニューヨーク市立大学教授は、『アメリカ殺しの超発想』(1994年徳間書店発行)の206頁以下に記載されています。
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小沢一郎氏と池田大作氏とノリエガ将軍の三角関係
94年5月以来、ワシントンを起点にしてアメリカの各所に配られた「小沢批判リポート」はもう一つ重大なことに触れている。
同リポートは、小沢氏が、創価学会名誉会長で偽本尊を作ったりしてとかく会員の中でも批判のある池田大作と連携して、池田大作氏の野望である政教一致による日本の支配と、そのためのハク付けとして「ノーベル平和賞」の獲得に、小沢氏が協力している事実も暴露する。池田氏と同盟を結んでいる小沢氏は、アメリカにとってますます好ましくない人間だとも明言している。
実はこのくだりを読んだとき、私もひとつ思い出すことがあった。それは、ブッシュ前大統領が金丸、そして小沢両氏を思うままに操っていたころ、両氏に与えるアメ玉だけでは説明がつかないと思うことがいくつかあったのだ。
そこで、CIAに近いアメリカ人が聞かせてくれたのが、小沢氏、池田氏、そしてパナマの独裁者だったノリエガ将軍を結ぶ線だった。
ノリエガ将軍は、ブッシュ氏がCIA長官時代には、その手先となって、キューバのカストロ首相やニカラグアなど中米の革命グループ攪乱に協力した。
そして、その代償として、パナマを中継地として、時にはCIAの輸送機も使ってアメリカに南米コロンビア産のコカインを輸出(?)する暴挙を大目に見てもらっていた。
このためにブッシュ氏の弱みを握ったとして、ノリエガ将軍は、ブッシュ氏が大統領となったアメリカを、好きなように操れると過信したのだ。
しかし、こんなノリエガを放置しておいたら自分の政治生命が危ないと知って、ブッシュ大統領は89年就任早々に、米軍による電撃的なパナマ侵攻をやって、ノリエガ将軍を「戦犯」として捕らえ、アメリカのフロリダにさらって来た。
そして、同将軍を「アメリカへのコカイン麻薬供給の罪」もつけて秘密裁判にかけて有罪とし、特別監獄の奥に閉じこめてしまった。
このノリエガ将軍が吐かされたものの中に、池田大作氏が創価学会の金をパナマで運用し、ノリエガ将軍の麻薬取引の資金繰りにも使わせていたことと、このあがりから、池田氏は小沢氏へ相当な額を常時渡していた、というものがあった。
ブッシュ氏はこの自白の証拠書類もがっちりと手に入れて、金丸、そして小沢の両氏を操作するムチとして使っていた。もちろん、アマコスト駐日大使は、このムチを必要に応じて直接使用した中心人物であったということだった。
この話は「小沢のパナマコネクション」として、アジア・太平洋諸国の政府の間にも知れ渡っている、と教えてくれたアジアの外交官もいる。知らぬは日本のみということだろうか。
ーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーーー
日本では満州アヘン人脈と言われ、里見甫を中心とした麻薬ビジネスで軍備を増強したことは有名ですし、その人脈が今でも健在で、我が国を金と引き換えに売り渡そうとしている連中が政権の中枢にいることは日本国民全員が認識すべきことです。
話を戻します。
「全てはひとつである」
「全てが繋がっている」
「この世の全ては虚で、全てが真実である」
元々、日本人にはこういった感覚というものが備わっているはずですが、敗戦後、GHQの占領政策によって神仏を重視しなくなり物質的な民族になってしまったことから、この宗教的感覚を理解しづらくなったと私は観ています。
この感覚を思い起こさせないように様々な仕掛けが施され、日本人は眠らされていると言ったほうが正確かもしれません。
もう起きないと思いますが。
なので日本人の精神そのものが殺されたということです。
重要なのは知ったことをどう活かすか
”知らないこと”はなくなりません。
しかし、”知ったこと”は使うこと、活かすことができます。
具体的に知ったことを使う、活かすということが、もしかしたらわからない人の方が多いのかもしれません。
恐らく、心理的抵抗が優ってしまうのでしょう。
我が国は「政治と宗教の話題はタブー」と「設定」されていますから。
知ったことの活かし方というものは、
「工夫して伝える」
ということです。
工夫とは相手に合わせるということです。
「あなたが伝えたい情報を相手が受け入れやすい状況、状態を用意した上で伝える」
ということになります。
手法としては、
「喩え、ユーモア、場所の設定、相手が信頼している者の利用等」
があります。
前提として、
「相手に興味を持って、相手の趣味趣向を知ること」
が必要になります。自分に興味を持ってくれる人ってなにか嬉しいものがありますからその感情を利用します。
個人対個人であればこういった地道な活動になるでしょう。
一対不特定多数という前提であれば、これはマーケティングになります。
ターゲットをリサーチして、明確なターゲット設定を行い、ターゲットに合わせた手段を講じるということになります。
”知ったことの活かし方”とは、一言で言えば、拡散と言えますが、拡散の仕方次第では、相手を遠ざける結果になったり、発信者自身に不利益なことが発生したりもします。
この辺りを踏まえて知ったことを活かさなければほとんど意味がなくなってしまうのです。
伝え方を間違え、社会に絶望した人間ほど「真実コレクター」になってしまい、また社会で生きていくことが難しくなってしまうのです。
まとめ
「真実コレクターになる人達」ということで書いてみました。
最近、読者の方から多くメッセージをいただくようになりましたが、こういった方が多くいらっしゃるのだろうと感じたことが書いた理由です。
中には、罵倒してくる方や鬱陶しいことを言ってくる人もいますが、やはり「もっと刺激的な情報が欲しい」という人が本当に多いのです。
恐らく、「真実の刺激」というものはある種の快感を得られるものなのでしょう。
ですが、情報発信者も個人の快感の為に情報発信しているわけではありません。
そんな方は少数派ではあると思いますが、これ自体は深刻な問題でもあるかと思いましたので書いてみました。
参考になれば幸いです。