利権と緑のたぬきを食い散らかしテレビに出ては自己アピールのみを行い、火のないところに煙を立てる緑色のピコ太郎こと小池百合子都知事ですが、
最近は小池百合子都知事の実態がようやくめくれてきたように思えるような報道やニュースが増えてきて少しホッとしています。
築地市場の豊洲移転を「問題化」し東京オリンピックの工事も遅らせ、結局何もやってないということになっています。
都知事選の当時はこんなことを言っていました。
覚えている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
この記事では小池百合子都知事が票集めに利用しているプロパガンダ技術を確認してみたいと思います。
イメージ、雰囲気作り
小池都知事はよくテレビに出て大衆に自分の存在を印象付けるようにしています。
時折、都民ファーストの会創設、希望の党立党といった話題性が大きいだけのことをし、これまで”悪”とされていた存在に対して対立軸となる存在になろうとするのです。
こうすることで、大衆の目にはこのように映ります。
「悪者を退治するために立ち上がった勇敢な人」
大衆にはこのように映り、あたかも小池都知事VS既得権益のような構図になってしまうのです。
この時点で、小池都知事のイメージは「現在の閉塞感を打開してくれる人」となります。
小池都知事の雰囲気には、「現状を変えてくれる雰囲気」や音喜多氏も言っていまいしたが「この人ならできるんじゃないかという雰囲気」が小池都知事にまとっている雰囲気、空気、オーラみたいなものがあるのです。
でも実際にはかき回すだけで特に何もしません。
私から言わせるとこれは典型的な詐欺師の手法です。
例えば、ネットビジネスの「自分を変えて儲ける系」の情報商材を販売している悪質な連中は、リスト集めの際に必ずと言って良いほど、「大袈裟」に振る舞います。
もしかしたら、見たことあるかもしれませんが、クラブで札束をばら撒いてみたり、派手なシャンパンタワーをやってみたり、フェラーリやランボルギーニなどの高級車やクルーザーで遊んでいるところをアピールしてみたりと、こういう「雰囲気作り」を徹底して行うのです。
そのようにして作られた動画なり、文章なり、写真なりを見た者は、「自分も儲けられる」という雰囲気に巻き込まれます。
人を巻き込む力というのは、”その人間の持つ雰囲気、言わば空気で他人を支配する力”のことです。
結果は目も当てられないといったことになります。
因みに私はあの層をこの世で一番嫌悪しています。
情報操作やプロパガンダに騙される時、大衆は仕掛けられた時点で重要視しているのは潜在的に
「雰囲気」なのです。
性善説で見てしまうという多くの日本人にある傾向も合いまって毎度騙されては、叩き、騙されては叩きを繰り返しているということになります。
このように、プロパガンダにおいて大事なのは「イメージ、雰囲気」であるということであり、小池都知事はイメージ戦略を基盤に政治活動をしていると言えます。
では小池都知事が自分の雰囲気、イメージを作るためにどのような戦術を立てたのかを考えてみます。
メディア露出を増やす
先程、小池都知事はよくテレビに出ると書きましたが、メディア露出を最大限に増やします。
できるだけ影響力のある媒体、テレビ、ラジオ、CM、雑誌などあるゆる媒体を利用しています。
その時話題のキワモノ芸人とも自分のイメージ戦術に利用してエコなイメージも上げようとしています。
またCMは繰り返し流されますし、また小売店なんかにも旗が立っていたり、ポスターにもなっているので、「繰り返し」を絶対条件とするプロパガンダ手法には非常に適しています。
政治と関わらないところにも小池都知事の存在を確認させられれば、とにかく大衆の印象に残ります。
以下の記事で細かく手法を書いていますので参考までに。
言葉作り
そして、小池都知事が一番良く使う手法として、言葉を作るというテクニックを利用しています
この手法は流石に小泉純一郎の弟子と言えると感じます。
小泉純一郎も使っていた手法ですし、竹中平蔵氏も現在進行系で使っています。
言葉を作るというのはプロパガンダ手法では非常に重要な技術です。
例えば、「ホワイトカラー・エグゼンプション」とか「自由貿易」「既得権益」、「従軍慰安婦」とか「強制連行」とか、プロパガンダで利用される言葉たちには、必ずイメージ付けも同時に行われます。
小池都知事がよく横文字を使う理由をプロパガンダ、マーケティング戦略の視点で見ると以下のようになります。
結論から言えば、
「知らない言葉を大衆に与えて、流行った言葉が小池百合子が使った言葉となることで自己の印象を強めることができるから」
ルー大柴のように芸事でやることには全く抵抗はありませんが、保守派らしき言動や態度を取っている”政治家”がこれほど日本語(母国語)を侮辱していることにほとほと呆れ果てています。
小池都知事が使った意識高い系の横文字。
アウフヘーベン
ホイッスルブロワー
ワイズスペンディング
サステイナブル
リデュース
アンシャンレジーム
パラダイムシフト
ダイバーシティ
レガシィ
とまあこのように日本語の文章の中に織り交ぜて使用します。これらの言葉の意味は以下のサイトに書いてあります。
また本人は何故このようにルー大柴のようになっているのかを以下のサイトで答えています。
「日本にそのコンセプトがないからだと”思いますね”」
「日本語に守られすぎ」とマスコミ批判。小池百合子知事が横文字を連発する理由
ここでも横文字を使うとは恐れ入ります。
あれこれ横文字を使いメディアがその言葉のイメージを発信して大衆がイメージした言葉を使うようになれば日本語を壊すことにも寄与でき更に、自分の影響力を高められるということになります。
本人は横文字を多用することで日本語が壊れるなどと考えてもいないと思いますが。
現状、グローバリゼーションは善と日本全体の空気として存在しますのでその空気も利用しているのでしょう。
ぜひ観てみて欲しいのですが、もし小池都知事が使った横文字で流行った言葉が出てきたら必ず彼女はその言葉を使いまくります。
言葉そのものに影響力が付くと、相手を黙らせる武器になるのです。
相手を黙らせる言葉は例えば「差別だ!」とか「ヘイトスピーチだ」、「強制連行だ」、「自由貿易だ」、「改革だ」、「国の借金が」とかです。
小池都知事は”いわゆる”豊洲移転問題でも言葉を作っていました。
「地下空洞」
地下空洞=豊洲=小池都知事となんとなく思っていればこれは大成功のプロパガンダです。
このように言葉を作ることというのは常套手段なのです。
これに関しては以前のブログでも書いていますので良かったらご確認下さい。
謎を残す
更に、「謎を残す」といった余りプロパガンダでは見られない手法を使っています。
最近、希望の党とかいって烏合の衆そのものと言える徒党を組んでますが、出馬するだのしないだのとなっていましたが、これはマーケティング戦略の内なんだろうと私は判断しています。
恋愛に例えて言えば、関係性をはっきりさせずモヤモヤ感を出して相手に追いかけさせるやり方です。
はっきりしないことを言って、その話題を注目させメディアに追いかけてもらい自分はテレビに露出し続けるというものでしょう。
マーケティング戦略としては非常にうまいです。
時間が立てば公職選挙法の問題が出てくるので今がチャンスとばかりにテレビに出まくるのでしょう。
それで国民は票を入れると思っているんでしょうし、実際入れてしまうのが日本人です。
都民はもちろん国民は完全にナメられています。
なんでも駒に利用するこの姿勢はマーケティングとしては立派なものですが、使い手がこれではマーケティングの生みの親はさぞかしくさ葉の影で泣いていることでしょう。
以前マーケティングは使い手に倫理が求められると書いたことがありますが、本当にマーケティングというものは使い手次第なのです。
まとめ
小池都知事の正体がめくれてきて嬉しいですが、私自身はこの自民党と希望の党の対立すら茶番に見えます。
もう我が国では選挙すら意味のないものになっているような気がして非常に悲しく思います。
最後の綱は大衆が”知ること”と”知った上で行動すること”しかありません。
以下の記事は今回の記事に関連していますので参考までにどうぞ。